ニュースリリース 2014年

食物アレルゲン検査キット『FASTKITエライザ Ver.IIIごま』
発売のお知らせ
~表示推奨品目追加への対応~

2014年3月26日
日本ハム株式会社

「FASTKITエライザVer.III ごま」

日本ハム株式会社は、これからも「食の安全・安心」のための検査キットの研究開発を推進してまいります。

日本ハム株式会社中央研究所は、食物アレルゲン検査キットの新たな項目として、ごま検査キット『FASTKITエライザVer.IIIごま』を開発し、3月26日より発売を開始いたします。

近年、食物アレルギー患者は増加傾向にあり、食品衛生法では、重篤なアレルギー症状を誘発する特定原材料7品目「卵」、「乳」、「小麦」、「そば」、「落花生」、「えび」、「かに」の表示が義務付けられています。また、特定原材料に準ずるものとして、18品目が表示を推奨されてきました。これらの表示対象品目は、過去のアレルギー患者の健康危害発生の程度・頻度を考慮し、追加・変更が行われています。

「ごま」と「カシューナッツ」は過去に一定の頻度で健康被害の発生が確認されており、重篤なアレルギー症状を引き起こした事例もあります。これらの結果を受け、平成25年9月20日に特定原材料に準ずるものとして、新たに「ごま」と「カシューナッツ」が追加され、平成26年8月31日までに表示することを求められています(消食表第257号消費者庁次長通知)。
特に「ごま」については、多種多様な食品に使用されているため製造工程において予期せぬ混入を防ぐよう管理することが重要と考えられます。

そこで、日本ハム株式会社では「ごま」の表示推奨品目追加に対応し、国内で初めて食品中のごまタンパク質含有量を測定できる検査キットを開発いたしました。

医薬用外毒物を含まない『FASTKITエライザVer.IIIシリーズ』

アレルギー物質を含む食品の検査法に関する通知が改訂されたことに伴い、これまで販売していた『FASTKITエライザVer.IIシリーズ(卵、牛乳、小麦、そば、落花生、大豆)』を、医薬用外毒物を含まない食物アレルゲン検査キット『FASTKITエライザVer.IIIシリーズ』としてリニューアルいたしました。
本シリーズは、一般試薬と同様の保管および廃棄が可能となります。試験操作や性能に大きな変更はありませんので従来シリーズと同様にご使用いただけます。

※ニュースリリース掲載時点の情報となります。今後、変更となる場合もありますのでご了承ください。