






(下準備) 白インゲン豆を水に一晩つけておく。
(1)ブイヨンを作る。 水で洗った[A]の野菜とぶつ切りにした豚バラ肉ブロックを、クローブ、ローリエ、黒コショウとともに深めの鍋に入れる。具がひたひたに浸かるまで水を入れたら、弱火でじっくり2時間煮る。煮ている間は、野菜などが煮崩れしてスープがにごらないようにあまりかき混ぜないようにする。2時間後、野菜と豚バラ肉ブロックを取り出したらブイヨンの完成。
豚バラ肉ブロックは、1回沸騰するまで煮込んだ後、水を捨てて鍋を洗ってから野菜と煮込むとアクが出にくい。じっくり煮込めば煮込むほど、おいしいスープができます。時間がない時は市販の固形ブイヨンで挑戦するのもOKですが、手間をかけて本物のブイヨンづくりにチャレンジしてみましょう。
(2)モジェットを作る。 鍋に植物油をひき、みじん切りにした玉ねぎを透明になるまで炒め、好みの大きさに切ったベーコンを加え焼き目がつくまで炒める。白インゲン豆とベーコン、ブイヨンを入れて弱火で1時間煮込む。白インゲン豆が小さくやわらかくなったら試食をし、口の中でホロッと崩れるくらいが頃合い。
白インゲン豆は、日本のものだと大福豆や手亡豆という商品名で販売されている。白インゲン豆を煮込む時、かき混ぜるとつぶれてしまうため、あまりかき混ぜないようにする。
(3)シャウエッセンを入れる。 (2)にシャウエッセンを入れ、3分間煮込んだら、塩で味を調整する。
(4)盛り付ける。 モジェットを皿に盛り付け、その上にシャウエッセンをのせれば完成。(1)の豚バラ肉ブロックや食べやすい大きさに切った野菜をモジェットに一緒に盛ってもよい。
野菜はサイドメニューとして別皿に盛ってもよい。彩りを加えるために、(1)で煮込んだローリエやハーブなどで飾れば、見栄えのよい一品になる。

フランスは、西ヨーロッパ最大の国土を持つ農業大国で、ありとあらゆる食材が栽培されています。そこに自由と個性を尊重する独自の食文化が加わって、豊かに発展し、世界三大料理の1つに数えられるようになりました。
フランスでは地域やレストランごとに個性があり、オリジナルメニューが多く見受けられます。
定番中の定番と言われるのが、鴨を使った料理で、特に「鴨のコンフィ」はどのレストランにもあります。
また、郷土料理では、肉や魚、野菜など、各地の食材を生かした煮込み料理が伝承されています。ポイントは、レシピにとらわれずに、味を見ながら作っていくことで、作る時に調整しながら好みの味に仕上げていきます。
今回は、数ある煮込み料理の中から、フランス・ヴァンデー地方の定番料理である「モジェット」のレシピを紹介します。ヴァンデー地方では白インゲン風の豆が豊富に採れるため、これを使った煮込み料理が各家庭で作られています。
スープの素になるブイヨンからゆっくり時間をかけて作ることで、栄養たっぷり、そして心も身体も温まる料理に仕上がります。パーティーなどにもピッタリのモジェットで、フランス料理にチャレンジしましょう。




シェフは、カナダなど世界各国、荻窪のフランス料理店で活躍した後、独立。小さなフランス市場のような空間でフランス気分を楽しんでもらいたいとの思いのとおり、親しみやすい雰囲気と自慢の料理が地元の人から大好評です。