






(1)鍋に湯をわかす。鍋に水を入れ中火にかける。

(2)具材を加える。ベーコンは1切れ約50gの大きさに4等分する。長ネギは5cmほどの長さに筒切り、玉ねぎは厚めの輪切りにする。セロリは筋を取って5cm幅に切り、にんじんは皮をむいて短冊状に切り、キャベツは芯を少し残したまま、芯から葉が外れないようにくし型切りにして、(1)に加える。

素材は同じくらいの大きさに切ると、煮える時間にばらつきがでず、それぞれちょうどよい柔らかさに仕上がります。
キャベツは、くし型切りにすることで、煮込んでいる最中にバラバラになるのを防ぐことができ、美しく仕上がります。
(3)ハーブを加えて煮込む。【A】を布かお茶パックに包み、(3)に加える。
(4)煮込む。沸騰したら弱火にしてアクを取り除き、約20分間弱火で煮る。
沸騰したら鍋の蓋を外します。そうすると、煮込んでいる最中にスープが濁るのを防ぐことができます。また、こまめにアクを取ることで澄んだ味になります。
(5)シャウエッセンを加える。野菜が柔らかくなったら包んだ【A】を取り除き、シャウエッセンを加える。
(6)仕上げる。3分後、火を止めてマジョラムとパセリのみじん切りを加え、塩とこしょうで味を調えて出来上がり。鍋から具を取り出し、お皿に盛りつけマスタードを付けて食べる。スープはスープカップに入れてどうぞ。
野菜の甘みたっぷりのスープをそのまま味わうため、スープと煮込んだ野菜は別々に盛りつけるのがドイツ流です。野菜やベーコン、シャウエッセンには自分好みのマスタードをたっぷり付けてどうぞ。

ドイツ料理の魅力は、「ドイツ料理」とひとくくりにできないほど、各地方の食文化の多様さにあります。9カ国に及ぶ隣国からの影響はもちろん、地方ごとに異なる食文化が発展してきました。北部の港町ハンブルグでは魚料理が多く食べられるほか、ハンバーグはこの街の港から世界に伝わりました。また、ベルリンでは豚肉を香味野菜などで数時間煮込むアイスバイン、イタリアからも近い南西部のシュヴァーベン地方では、パスタやピザなどの食文化を取り入れた郷土料理が食べられます。
こうした多様性がありながらも、冬季はその厳しい寒さから農作物が不足するため、ソーセージやベーコン、マリネなどの保存食が発達。特に、ソーセージは1500以上種類があり、「ソーセージ大国」といわれるほどです。これらの保存食は、煮込むなどの素朴な調理法で食べられるため、マスタードや西洋わさびなどを使うことで、味のバリエーションを楽しみます。
今回は、煮込み料理の中から「アイントップ」のレシピを紹介。鍋で煮込んだ野菜をスープとともに食べる料理で、シンプルかつ簡単に作れることから、ドイツでは「ママの味」として親しまれています。レシピ通りに作れるようになったら、ドイツの家庭でもされているように自分なりのアレンジを加えて楽しんでみてください。




ドイツ各国での修行後、オーナーシェフが始めたのは本格派のドイツ料理店。日本ではあまり見かけないメニューが並び、ドイツからのVIPをはじめ界隈で働く外国人の舌を楽しませています。そのかたわら、ドイツ料理の第一人者として食文化の研究を続けています。