ニッポンハムグループの中には、国産ハム・ソーセージ製造史に名を刻むブランドがある。函館カール・レイモンもその一つだ。函館空港から車でおよそ10分。小高い鈴蘭丘の一角にある、日本ハム北海道ファクトリー(株) 函館カール・レイモン工場を訪れた。1925(大正14)年に函館で創業したカール・ワイデル・レイモン氏。元町の直営ショップ、レイモンハウスをはじめ各所へ同ブランドの製品を送り出しているのが、函館カール・レイモン工場だ。工場面積は約1200平方メートル、従業員数は現在38名。グループ他社工場と比較すれば小規模だが、そこが伝統製法にこだわりきれるゆえんだ。実際に同ブランドはレイモン氏の考え方を継承することで、誠実な商品を取り扱う生協や百貨店などに長らく採用されている。函館カール・レイモンは2025年に創業100周年を迎えた。今回はその工場で働く製造課主任の木浪佳苗と営業課主任の髙橋弘貴、彼らの仕事と思いに触れてみよう。0909 函館カール・レイモンは、ドイツ生まれの食肉加工マイスター カール・ワイデル・レイモン氏のハム・ソーセージ製造事業を継承して1983年に(株)函館カール・レイモンとして設立、2022年に日本ハム北海道ファクトリー(株)と統合した。レイモン氏のものづくりの情熱を継承する日本ハム北海道ファクトリー(株)函館カール・レイモン工場で働く従業員の姿に迫った。
元のページ ../index.html#9