Rotary 2026年 春号
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わけ重要であり、これらの研究は、その食生活を支える一助となっている。 さらに、研究の対象はスポーツ栄養の領域にも広がり、選手の健康や運動能力を最大限に引き出す栄養摂取を、データに基づいて探究しながら支えている。たんぱく質はあらゆる人の可能性を支える栄養素であり、その可能性を研究し社会に活かしていく拠点こそが、同グループの中央研究所なのだ。 つまり、プロテイノベーションとはゼロからの挑戦ではない。長年の研究で培ってきた知見と技術、そして「生命の恵み」を大切にする姿勢があってこそ、未来へ向けた革新へとつながっていくのである。 プロテインクライシスに備えるうえで鍵となるのは、たんぱく質の供給量だけではない。環境、栄養、食文化、そして生産現場の持続可能性を同時に成立させる必要がある。そのためにニッポンハムグループが重視する考え方が、たんぱく質の「ベストミックス」だ。 たんぱく質には、大きく分けて植物性(大豆・小麦など)、動物性(食肉・乳製品・魚介類など)という伝統的な供給源がある。加えて近年は、藻類・菌類・微生物由来の 未来へ向けた革新は、突然生まれるものではない。ニッポンハムグループには、長年「生いのち命の恵み」を見つめ、テクノロジーで食の価値を磨いてきた研究の蓄積があり、その中核を担うのが先に述べた「中央研究所」である。1984年に設立され、筑波研究学園都市に拠点を構える同研究所は、食品の安全、おいしさ、健康を支える研究を柱に、基礎研究から応用研究まで幅広く取り組んできた。中央研究所の歩みの軸にあるのが、「生命の恵みを最後まで活かす」という思想だ。 食肉の生産から関わる企業として、処理後に生じる非可食部を含む畜産資源にも早くから目を向け、副産物の研究を進めてきた。その成果として、コラーゲンやプラセンタ、コンドロイチンなどの機能性素材が見いだされ、健康食品素材としての活用も広がっている。近年では食品分野にとどまらず医療分野への応用も進み、多面的なたんぱく質の価値拡大に成功してきた。 また、食の安全・安心を守る取り組みにも力を入れてきた。中央研究所では食物アレルギーに関する研究開発を長期にわたり推進し、食物アレルギー対応商品の開発や情報提供、検査キット開発などの支援にも取り組んできた。食べることに制約を抱える人々にとって、たんぱく質の確保はとり持続可能な「食べる喜び」を―環境・食文化・生産現場を守り、未来へつなげる積み重ねてきた研究実績を、挑戦の土台に2006年~2010年機能性食品開発● 「エラスチン」発売● 免疫調整機能のある乳酸菌「HSK201」発売検査キット開発● FASTKIT シリーズが第36回食品産業技術功労賞を受賞(2006年)● 大腸菌O26、O111簡易迅速検査キット「NHイムノクロマト O26」、「NHイムノクロマト O111」発売● 「FASTKIT スリム」リニューアル発売● カビ毒検査キット「MycoJudge トータルアフラトキシン」発売品質保証検査技術開発● 試験所の能力に関する国際規格「ISO/IEC17025」取得(2009年)● 牛肉加工品の社会的な他畜種混入問題を受け、食肉の畜種鑑別技術(牛、豚、鶏、ウサギ、他)を開発● 食品への社会的なメラミン混入問題を受け、メラミンの分析法を導入● トランス脂肪酸の情報開示の義務化を受け、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸、コレステロール分析法を導入食肉生産領域の技術開発● 豚飼料用乳酸菌開発栄養サポート● 日本ハムファイターズ栄養サポート開始● 「野球少年の食事バイブル」出版06

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