新しいたんぱく質、さらには細胞性食品や精密発酵といった新たな手法による生産も、世界で研究が進んでいる状況だ。特定の一種類に依存するのではなく、複数の供給源を組み合わせることで安定供給の確保と環境負荷の低減が期待できる。こうした考え方が、さまざまなたんぱく質を組み合わせて活用する「ベストミックス」だ。おいしさや食文化を守りながら、環境との共存を実現するための現実的なアプローチといえるだろう。 ニッポンハムグループはこの考え方のもと、プラントベースまぐろの開発や、麹・細胞をタンクで培養して生産するたんぱく質の研究など、新たなたんぱく質の創出に取り組んでいる。さらに、持続可能な畜産の課題にも向き合い、生産者の高齢化や労働力不足を補うため、熟練者の技術をAIで継承して現場を支える研究「PIG LABO®」を加速。現場の負担軽減と品質向上の両立を目指し、たんぱく質供給だけでなく食文化を守る取り組みにも力を入れている。 新領域では、ヘルスケアに役立つ機能性素材の研究や、これまで廃棄されてきた部位を新たな分野へと「アップサイクル」する研究にも着手している。例えば、鶏の羽を生分解性フィルムに転換し、農業用途での活用を検討する試みもその一つだ。資源循環を促し環境負荷の低減にもつながるこの取り組みは、供給・健康・環境という複世界中で行われている、たんぱく質生産の試み2011年~2015年2013年 検査棟Tsukuba Analytical Plaza(TAP)竣工2015年 ニッポンハム食の未来財団を設立機能性食品開発●「鶏肉のイミダゾールジペプチドの脳老化改善効果発見」が農林水産研究成果10大トピックスに選定(2014年)●「コンドロイチン」発売● イミダゾールジペプチド配合飲料「イミダの力」発売● 大腸内視鏡検査食発売検査キット開発●「NHイムノクロマト O157」のAOAC・PTM認証を取得(2012年)●ベロ毒素簡易迅速検査キット「NHイムノクロマト VT1/2」発売●カビ毒精製カラム「MycoCatchトータルアフラトキシン」発売●「FASTKITエライザVer.Ⅲ」リニューアル発売品質保証検査技術開発●震災による放射能汚染の問題を受け、放射能検査法を開発食肉生産領域の技術開発●ニッポンハムグループ養豚農場の遺伝子検査技術開発栄養サポート●「北海道日本ハムファイターズの寮ごはん」、「北海道日本ハムファイターズの応援ごはん」出版●セレッソ大阪栄養サポート開始07
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