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強いカラダをつくる、は終わらない。栄養サポート編

2018年10月掲載

ファイターズ選手の「強いカラダづくり」食事や栄養面からサポート

「育成のファイターズ」と呼ばれ、若手選手をじっくり大切に育てることでも知られる北海道日本ハムファイターズ。選手の「強いカラダづくり」を、食事や栄養面から支えるのが、日本ハム(株)中央研究所の管理栄養士、八巻法子さんだ。食と健康を育む「栄養サポート」の様子について聞いた。

シーズンを戦う強い体づくり毎日の食事と栄養サポートから

「敏感な選手は体重が1~2キロ増えるだけで、バットに伝わるかすかな力の違いを感じると言います」(八巻法子さん)。プロ野球選手は体が少し変化するだけで、プレーに速さや力強さがみなぎるようになる。プロ野球という真剣勝負の場で、常にハイパフォーマンスを発揮できる強い体づくりのために。食事や栄養の正しい知識を身につけ、実践することは、彼らにとって必要不可欠なことだ。

八巻さんは月に2、3回、茨城県つくば市の中央研究所から千葉県鎌ケ谷市のファーム施設に通い、入寮する若手選手のセルフモニタリングシート(体重、脈拍、体のハリと疲労度、体温、トレーニング記録)の分析を行う。その上でトレーナーや食堂スタッフと連携、情報共有しながら、選手に栄養指導を行っている。

「プロ入団直後の選手がまず衝撃を受けるのが、先輩選手の体の大きさです」。長いシーズンを戦い抜くにはケガをしない強い体づくりと、疲労回復しやすい食事が欠かせない。先輩選手のような体の土台づくりの大切さを、選手は入団後まず初めに痛感する。そのために、日々の食事を通じて体重と筋肉量を増やし、「体を大きくすること」を当面の目標に設定する場合が多い。

寮の食事は、毎食10種類以上の食べ物が並ぶバイキング形式。主食、主菜、副菜で構成されたバランスの良さで、飽きない工夫もされている。しかし慣れないうちは、今自分が摂取すべき栄養を満たした食事を選ぶのにも苦労する。そんな選手に、八巻さんは目的別のメニューボードを用意する。「例えば『翌日までに疲労回復したい選手は、こんな料理を選んで』といった情報を、食堂で発信しています」。選手が自分に必要な食べ物を選び取り、積極的に食べられるようになると、それに比例してパフォーマンスレベルも上がっていくという。

食事で手に入れた強い体でグラウンドを躍動してほしい

食事は、ファイターズの選手にとって仕事やトレーニングの一環。体を大きくしながら余分な脂肪を落とし、プロで生き抜く強じんな体を手に入れようと、どの選手も必死に食事と向き合う。

「体重、胸囲や腕回り、体脂肪率や筋肉量など、プロ選手は測定数値に強いこだわりを持っています。その数値の変化を一緒に確認しながら話すと、食事改善がしやすくなります」。半年や3カ月で数値が上向けば「ウエートと食事を頑張った成果が出たね」と励まし、それぞれの選手に応じたアドバイスを重ねていく。

やりとりは、離れていても行われる。選手は定期的に食事の写真を撮影して八巻さんに送付。写真を見ながら「栄養計算をして過不足をチェックし、足りているもの、足りていないものを、各選手の目的や課題に応じて伝えています」。目的意識を高めるコミュニケーションで、練習はもちろん、食事にも「打ち込んで」もらいたい。そしてその成果を、存分にグラウンドで表現してほしい。八巻さんたち管理栄養士の願いだ。

正しく食べ続ける大切さをたくさんの人に伝えていきたい

選手からもさまざまな相談がある。「肉離れを起こしてリハビリ中の選手からは『一日も早く治すには、どんな食事をすればいいですか?』など。みんなとても真剣です」。寮を出て一人暮らしを始めた選手からは「自炊をする際、疲労回復に役立つレシピを教えてください」と言われることもある。

寮を卒業した選手の中には「八巻さんの話をしっかり聞いておけよ」と入寮中の後輩に伝えてくれる選手もいる。「そうやって『食べることの大切さ』が、自発的に先輩から後輩へ継承される。とてもうれしい瞬間の一つです」

ひとくちに食事や栄養といっても、その種類は膨大だ。選手はその中から、自分に合った情報を見つけなければならない。「もし食事や栄養のことで迷ったり悩んだりしている選手がいたら、『八巻さんに聞いてみよう』と思ってもらえるとうれしいですね」。入寮中はもちろん、選手が寮を出てからも、頼られる存在でありたいと思っている。

八巻さんをはじめとする管理栄養士は、ファイターズ選手への栄養指導をベースに、成長期の子どもや高齢者に向けたさまざまな栄養講座も各地で実施している。「強い体をつくり維持することは、プロアスリートだけでなく、すべての人にとって大切ですし、生きていくためにずっと続いていくものです。きちんと正しく食べ続ける大切さを、たくさんの人に伝えていきたいと思っています」

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