新聞広告 - 「強いカラダをつくる、は終わらない。」シリーズ

強いカラダをつくる、は終わらない。

2019年12月掲載

打ち込んでほしい。練習にも、食事にも。

「育成のファイターズ」と呼ばれ若手選手をじっくり大切に育てることでも知られる北海道日本ハムファイターズ。選手の「強いカラダづくり」を、食事や栄養面から支えるのが、日本ハム(株)中央研究所の管理栄養士、八巻法子さんだ。月に2、3回、茨城県つくぱ市の中央研究所から千葉県鎌ケ谷市のファーム施設に通い、入寮する若手選手のセルフモニタリングデータ(体重、体のハリと疲労度、トレーニング記録など)の分析を行う。その上でトレーナーや食堂スタッフと連携しながら、選手に栄養指導を行っている。

「プロ入団直後の選手がまず衝撃を受けるのが、先輩選手の体の大きさです」と八巻さん。長いシーズンを戦い抜くにはケガをしない強いカラダづくりと、疲労回復につながる食事が欠かせない。選手はまず、食事や栄養の正しい知識を身につけ、日々の食事を通じて体重と筋肉量を増やし「カラダを大きくすること」を当面の目標に設定する。

寮の食事は、毎食10種類以上の食べ物が並ぶバイキング形式。主食、主菜、副菜で構成されたバランスの良さで、飽きない工夫もされている。しかし慣れないうちは、今自分が摂取すべき栄養を満たした食事を選ぶのにも苦労する。そんな選手に、八巻さんは目的別のメニューボードを用意する。「例えぱ『翌日までに疲労回復したい選手は、こんな料理を選んで』といった情報を、食堂で発信しています」。選手が自分に必要な食べ物を選び取れるようになると、それに比例してパフォーマンスレベルも上がっていくという。

正しく食べ続ける大切さを

ファイターズ選手にとって、食事はトレーニングの一環。プロで生き抜く強じんなカラダを手に入れようと、必死に食事と向き合う。八巻さんは選手のモチベーションを上げるために、体脂肪率や筋肉量など測定数値の変化を一緒にたどりながら話すようにしている。数値が上向けば「ウェートと食事を頑張った成果が出たね」と励まし、さらにアドバイスを重ねていく。選手も、定期的に食事の写真を撮影して八巻さんに送付。八巻さんは写真を見ながら栄養計算をして過不足をチェックし、選手の目的や課題に応じて改善点を助言する。目的意識を高めるコミュニケーションで、練習はもちろん、食事にも「打ち込んで」もらいたい。そしてその成果を、存分にグラウンドで発揮してほしい。八巻さんたち管理栄養士の願いだ。

寮を卒業した選手の中には「八巻さんの話をしっかり聞いておけよ」と入寮中の後輩に伝えてくれる選手もいる。食べることの大切さが自発的に後輩へと継承される、最もうれしい瞬間の一つだ。

八巻さんをはじめとする管理栄養は、ファイターズ選手への栄養指導をベースに、成長期の子どもや高齢者に向けた栄養講座も各地で実施している。「強いカラダをつくり維持することは、プロアスリートだけでなくすべての人にとって大切ですし、生きていくためにずっと続いていくものです。正しく食べ続ける大切さを、たくさんの人に伝えていきたいです」

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