ROTARY 2021年夏号
20/24

20かわの りゅうせい徳島県立鳴門高、JFE西日本を経て2020年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団。ルーキーイヤーの昨年は12試合に先発。今年は主にリリーフとして活躍中。北海道日本ハムファイターズ公式サイト  http://www.fighters.co.jp/今季は5月までに3つのホールドを挙げ、チームを支えている河野竜生投手。「3つ上の兄が少年野球チームに入っていて、幼稚園の頃からグラウンドで遊んでいるうちに、自然と自分も野球をするようになっていた」といいます。「父は少年野球のコーチで、母方の祖父母もとても熱心に応援してくれました」野球好きの家族に支えられ、進学した徳島県立鳴門高等学校では、3度甲子園の土を踏むことができました。「高校は自宅からおべんとう持参で通学していました。自分はごはんが大好きなんですが、特に〝鶏そぼろ丼〞の時は嬉しかったのを覚えています」大好物の〝鶏そぼろ丼〞は応援してくれる母方のおばあさんの特製です。「家が近所なので、こちらから祖母の家に食べに行くこともよくありました」 食の面でも家族の温かいサポートを受けた河野投手は、JFE西日本を経て、ドラフト1位でファイターズへ入団。「プロではアマチュア時代と違って毎日試合があります。ケガをしない体をつくるために、トレーニングはもちろんですが、どんな栄養を摂ればいいかなど食事の大切さも次第に分かってきました。同じ投手陣でいえば、金子弌ちひろ大さんと練習していると、食事内容やサプリメントなど、自分の体のことをよく分かった上で摂っているように見えました。ストイックに気を使うからこそ、ベテランになるまで第一線で頑張れるんですね」河野投手は〝太りやすい体質〞ということもあり、シーズン中は登板予定に応じて食事の量や内容を考えるようになりました。「ナイターの日は食事が11時くらいになることもありますから。好きなごはんも控えめにして、野菜を多めに食べるよう心がけています」 寮の食事はバイキング形式で、肉や魚はもちろん、野菜をふんだんに使ったメニューがたくさん並びます。「例えば〝ナス〞など苦手にしていた野菜もありましたが、ある料理を食べた後、実は〝ナス〞が使ってあったことを知りました。その料理はとてもおいしくて…。きっと食べず嫌いだったんですね」 バランスよく野菜を摂るようになって体が動きやすくなり、疲労回復力も良くなったという河野投手。「体が大きくないので、体調をしっかり整えて力が発揮できるよう準備しています。向かって行く姿勢を見てほしい!」 登板後はご褒美として、大好きなごはんをおいしく食べているそうです。from 徳島県throws 左投げbats 左打ちposition 投手birthday 1998年5月30日河野 竜生28背番号

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る