ROTARY 2021年秋号
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20未来へ、一歩前へ。期待集まるファイターズの新しい力。 2021年の北海道日本ハムファイターズは、開幕から苦しい戦いが続いています。そんな中でも輝きを放つのが若手選手たち。主力選手が不振にあえぐ中、投打ともにニュースターの誕生を予感させます。9月には毎年恒例のシリーズイベント『北海道シリーズ2021 HOKKAIDO be AMBITIOUS』を開催。今年のテーマは『未来へ、一歩前へ。』。新球場エスコンフィールド北海道の開業を見据え、ファン投票で選出された『2023年に躍動を期待する選手』がメインビジュアルに起用されるなど、ファンの注目度も顕著に表れました。 最も期待する選手に選ばれたのは、ドラフト1位ルーキーの伊藤大海投手。開幕から先発ローテーションに定着すると、球団新人史上初となる6戦6勝を記録するなど、既にチームの柱です。ホーム初勝利のヒーローインタビューでは「絶対にファイターズのエースになれるよう頑張ります」と力強く宣言。球団初の道産子ドラフト1位選手として大きな注目を集めて入団しましたが、その期待を上回る活躍を見せています。 打者では高卒3年目の野村佑希選手に期待がかかります。今季、チームは長打力の課題が浮き彫りとなっていますが、昨季から頭角を現した右の大砲が存在感を発揮。後半戦に入り1試合2本の本塁打を放ち、初の4番に座るなど、長距離砲として成長曲線を描いています。 他にも吉田輝星投手、五十幡亮汰選手、清宮幸太郎選手、万波中正選手などポテンシャルを秘めた選手の活躍が待たれます。ファームが拠点を置く鎌ケ谷で鍛錬を積みながら、未来のファイターズを担うべく、一歩一歩着実に前進しています。新戦力の台頭はチームの奮起に不可欠。残りシーズン、チームの底上げを図りながら、一つでも多くの勝利を目指し戦います。北海道日本ハムファイターズ公式サイト http://www.fighters.co.jp/①本拠地初勝利でヒーローインタビューを受ける伊藤投手。(5月28日)②歴代最高の成功率で300盗塁を達成した西川選手。(8月27日)③プロ初盗塁を決める五十幡選手。(5月9日)④本塁打を放ちガッツポースを見せる野村選手。(8月24日)⑤HOKKAIDO be AMBITIOUS初日に勝利を飾り喜ぶ(左から)淺間選手、西川選手、木村選手。(9月7日)①③⑤④② 一人でも多くの方々に読書を通じて知識を深め、豊かな心を育んでいただくことを目的に、読書促進全道キャンペーン『グラブを本に持ちかえて』を2014年より実施。今年は選手らがSDGs(持続可能な開発目標)に関するお薦めの絵本20冊を挙げています。今後、教育機関に配布される他、活動の一環で、読み終えた本を札幌ドームで引き取り、『北海道ブックシェアリング』へ寄贈する『読み終えた本をみんなでシェア』も実施します。読書促進全道キャンペーンを実施。

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