ROTARY 2022年新春号
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29②④⑤③①小菊監督のもと、ホーム最終戦で有終の美を飾る。 2021明治安田生命J1リーグは12月4日に閉幕、セレッソ大阪は13勝9分16敗で12位という成績で終了しました。 レヴィー・クルピ監督を迎えて臨んだシーズンでしたが、前半戦はなかなか結果が出せず、J1残留争いが見えてきた8月下旬にクラブは監督交代のカードを切りました。新たに就任した小菊昭雄監督は、アカデミーからトップチームまで長年セレッソに携わり、選手からの信頼も厚い指導者です。「これまでの経験、知識、強みを活かし、自分を育ててくれたセレッソ大阪というクラブに全力で還元したいと思います。チーム、フロント、関係者、そしてサポーターの皆様の力を再結集し、必ず軌道修正できると信じています」と意気込みを語り、采配を振るいました。 初陣となった8月28日のガンバ大阪戦で1-0の勝利をおさめると、過密日程に苦しみながらもコツコツと勝点を積み上げ、チームを立て直しました。カップ戦では、2017年以来4年ぶりのルヴァンカップ決勝(10月30日@埼玉スタジアム2002)進出を果たしました。名古屋グランパスと熱戦の末、惜しくも準優勝に終わりましたが、選手たちは最後まであきらめない姿を見せました。 11月27日のJ1リーグホーム最終戦では、その名古屋グランパスと対戦。先制されたものの藤田直之選手の同点ゴール、そして若きセンターバックの西尾隆矢選手のゴールで逆転勝利をおさめました。小菊監督は、「私たちが一つひとつ積み上げてきたサッカーをお見せすることができ、内容も伴った試合で勝てたことをすごくうれしく思います」と話しました。 試合後には今シーズン限りでの現役引退を表明していた大久保嘉人選手の引退セレモニーも行われ、多くのファン、サポーターがこれまでの功績に拍手を送りました。セレッソ大阪公式サイト http://www.cerezo.co.jp/①苦しいシーズンだったが、全員で戦いホーム最終戦に勝利。ゴール裏でサポーターの皆さんと一緒に。②セレッソ大阪の守備を引っぱる瀬古歩夢選手(右)と西尾隆矢選手。ホーム最終戦では西尾選手が逆転ゴール。③今季セレッソ大阪に復帰し、活躍した大久保嘉人選手。20年間の現役生活を終えることに。④ホーム最終戦後に行われた大久保選手の引退セレモニー。チームメイトが胴上げして労った。⑤シーズン途中から指揮を執った小菊昭雄監督。ⒸCEREZO OSAKA. 11月22日、大阪市内のホテルで大久保嘉人選手の引退記者会見が行われました。冒頭「20年間、長い間でしたけど最高のサッカー人生でした。皆さんに感謝したいと思います」と、こらえきれず涙をぬぐった大久保選手。 高校を卒業した2001年にセレッソ大阪に加入。ルーキーながらレギュラーポジションを獲得すると、スピードとテクニック、そして負けん気の強さを前面に出したプレーでゴールを量産。ランキングトップとなるJ1リーグ通算191得点の大記録を打ち立てました。「最初に入ったチームがセレッソ大阪で、このチームがなければここまでサッカー選手としてできなかった。またセレッソ大阪に戻してもらったことに感謝しかないです」と話しました。FW大久保嘉人選手が現役引退

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