ROTARY 2022年新春号
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3月 仙台フード㈱を設立し、 食肉販売体制の構築を開始1月 シドニーにオーストラリア日本ハム(現NHフーズ・オーストラリア)を設立3月 ロサンゼルスのデイリーミーツ社(現デイリーフーズ)を買収、海外事業展開スタート4月 日本ハム食品㈱を設立し、加工食品事業に本格進出12月 第1回C.D.R.(大陸預託証券)を発行し、ルクセンブルク証券取引所に上場 1968年にスタートしたファーム事業は、1977年に八雲ファーム㈱、1976年砂原ファーム㈱、1983年に知床ファーム㈱や東北ファーム㈱などを設立し、年々拡大していった。1994年に鶏と豚の畜種別の2社に統合したのが、現在の日本ホワイトファーム㈱、インターファーム㈱であり、それぞれの生産量は国内最大規模となっている。また、1996年には、全国6カ所の処理・加工会社を、日本フードパッカー㈱に統合した。自社インテグレーションの充実により、食肉の安定的な供給とともに、食の安全・安心を確保することに努めている。生産、処理加工、販売までを自社で手がけるインテグレーションの充実1977年~日本ハム食品㈱桑名プラント。マリンフーズ㈱三重工場。インターファーム㈱知床事業所。 当社は1971年、ハム・ソーセージ、食肉に続く主力事業として、加工食品の製造に取り組むため、食肉事業部の商品開発課を新設した。最初の商品は、家庭で使用される機会がほとんどない「牛ホルモン」の惣菜だった。「牛ホルモン」は食肉の処理加工場である諫早工場の隣に設置されたテストプラントで製造された。1973年からは外食店向けのハンバーグの生産も開始し、以降主力商品の一つとなった。1975年には諫早プラントが完成し、1979年4月に日本ハム食品㈱を設立し、翌年より三重県にある桑名プラントを稼働させた。加工食品の製造を開始日本ハム食品㈱の設立1979年4月 当社は1981年7月、マリンフーズ㈱に出資し、その事業を継承した。マリンフーズは水産物の輸入問屋として1964年に設立後、イカや魚卵、クラゲなどを原材料とする生珍味加工メーカーとして急成長した。事業継承後は、生珍味加工を中心にレトルト製品、水産加工食品全般に製造品目を拡大した。現在は、水産加工品の製造・販売を手がけ、なかでも寿司ネタとなる魚介類の加工・供給では高いシェアを獲得している。また、三重県津市香良洲町にある三重工場では、水産加工食品と惣菜食品を主として約200品目製造している。水産加工事業に進出マリンフーズ㈱の事業を継承1981年7月総合食品企業を目指す(1976年~)19751976197719781979ニッポンハムグループ80年の歩み8

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