ROTARY 2023年新春号
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の光の中を、細く、激しく、見えかくれしながら、右へ左へと舞い落ちてくるダイヤモンド・ダストを! それは、大自然による幾つかの条件に加え、文明のもたらす偶然に恵まれた時にのみ見ることができる、すばらしいアトラクションでした! 来たるべき食の未来を予見させる、神様からの恩恵に違いない! と若かった私は信じたのでした。 素晴らしい食の改革を!  こうして私たちは、時空を超えて欲しい物を欲しい所から手に入れることができる、ぜ・・・・・いたくな食の世界を手に入れたのでした。 月日は流れ、地球も人々の食事も変わりました。知識の向上や研究の進歩は目ざましく、その真っただ中にいる私たちです。そこからさらに進化し、発展していく食の分野において、与えられるテーマは「サステナビリティ・アンド・リサーチ」です。 私たちは知恵を集め、心を尽くして、無駄のない食品の活用を念じつつ、今年も未知なる世界をひた走る、たくましい食の従事者でありたいと願います。 皆様、今年もがんばりましょう!江上料理学院院長。料理研究家。フードコンサルタント。実家は佐賀県有田焼の窯元「香蘭社」。青山学院大学英文科卒業。パリのル・コルドン・ブルー料理学校の最終課程修了証書を取得後、世界60カ国余りを訪ね、家庭料理の研鑽を重ねる。フランスチーズ鑑評騎士の会東京支部理事長を務めるなど諸外国との関わりも深く、2002年フランスの農事功労章シュバリエを受章。2017年同オフィシエを受章。2015年1月、米農務省の「米国農産物貿易の殿堂入り」を果たし、ケネディ大使の表彰を受けた。外食産業や食品会社の顧問としてフードビジネス全体に携わる。テレビや講演、雑誌などで幅広く活躍中。Illustrator/阿部真由美25の光の中を、細く、激しく、見えかくれしながら、右へ左へと舞い落ちてくるダイヤモンド・ダストを! それは、大自然による幾つかの条件に加え、文明のもたらす偶然に恵まれた時にのみ見ることができる、すばらしいアトラクションでした! 来たるべき食の未来を予見させる、神様からの恩恵に違いない! と若かった私は信じたのでした。 素晴らしい食の改革を!  こうして私たちは、時空を超えて欲しい物を欲しい所から手に入れることができる、ぜ・・・・・いたくな食の世界を手に入れたのでした。 月日は流れ、地球も人々の食事も変わりました。知識の向上や研究の進歩は目ざましく、その真っただ中にいる私たちです。そこからさらに進化し、発展していく食の分野において、与えられるテーマは「サステナビリティ・アンド・リサーチ」です。 私たちは知恵を集め、心を尽くして、無駄のない食品の活用を念じつつ、今年も未知なる世界をひた走る、たくましい食の従事者でありたいと願います。 皆様、今年もがんばりましょう!

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