ROTARY 2023年新春号
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たんぱく質の安定調達・供給食の多様化と健康への対応持続可能な地球環境への貢献食やスポーツを通じた地域・社会との共創共栄従業員の成長と多様性の尊重日本ハム創業者 大社義規 日本ハムファイターズの初代オーナーであり日本ハム創業者の大おおこそよしのり社義規は、1973年に周囲の反対を押し切り、日本ハム球団を誕生させた。設立時のスローガンに「食とスポーツを通じた青少年の健全な育成」を掲げ、「これからの国を支える若者たちが健やかに育ってもらうためには、スポーツを大いにやってもらわねばなりません。動物性たんぱく質を供給するのが、健康、体位向上への社会貢献なら、健全なプロ野球の発展に尽くすのも社会への貢献だと私は思います」と述べた。大社は「日本一野球を愛するオーナー」とも呼ばれ、逝去後の2009年に「野球殿堂入り」を果たした。 ニッポンハムグループでは現在、企業理念である「食べる喜び」を実現するため、2030年のありたい姿を「Vision2030」“たんぱく質を、もっと自由に。”に示している。そのビジョン実現に向けた5つのマテリアリティ(重要課題)の一つに、「食やスポーツを通じた地域・社会との共創共栄」といて始動した2004年からだろう。 北海道日本ハムファイターズは北海道を本拠地とする初の球団となり、今でも自治体とパートナー協定を結ぶなど、地域社会とともに発展してきた。2006年には25年ぶりのリーグ優勝、そして初の日本一*となり、北海道民に愛される球団へと成長していった。たんぱく質の安定調達・供給食の多様化と健康への対応持続可能な地球環境への貢献食やスポーツを通じた地域・社会との共創共栄従業員の成長と多様性の尊重大社は健全な青少年の育成における、食とスポーツの重要性を説いた。*前身球団の成績を除く。日本ハム創業者 大社義規 明治維新以降、近代化とともに発展し、農畜産物や水産物などの「食の宝庫」となった北海道。食の企業であるニッポンハムグループでも、60年以上前から北海道の地で事業を展開してきた。かねてよりつながりのあった北海道とニッポンハムグループだが、その縁がより深まったのは、自社の球団を北海道日本ハムファイターズに改称し、フランチャイズを北海道に移し 日本ハムファイターズの初代オーナーであり日本ハム創業者の大おおこそよしのり社義規は、1973年に周囲の反対を押し切り、日本ハム球団を誕生させた。設立時のスローガンに「食とスポーツを通じた青少年の健全な育成」を掲げ、「これからの国を支える若者たちが健やかに育ってもらうためには、スポーツを大いにやってもらわねばなりません。動物性たんぱく質を供給するのが、健康、体位向上への社会貢献なら、健全なプロ野球の発展に尽くすのも社会への貢献だと私は思います」と述べた。大社は「日本一野球を愛するオーナー」とも呼ばれ、逝去後の2009年に「野球殿堂入り」を果たした。 ニッポンハムグループでは現在、企業理念である「食べる喜び」を実現するため、2030年のありたい姿を「Vision2030」“たんぱく質を、もっと自由に。”に示している。そのビジョン実現に向けた5つのマテリアリティ(重要課題)の一つに、「食やスポーツを通じた地域・社会との共創共栄」という項目が設けられている(上の図参照)。これは、創業者の精神を今でも受け継いでいることの表れでもある。ニッポンハムグループは、「良き企業市民」として食やスポーツを通じたつながりを深め、地域社会とともに歩み、発展することで愛され信頼される企業を目指している。 その実現において最重要基点とされているのが、この春開業する北海道ボールパークFビレッジだ。野球を観戦するだけの場所にとどまらず、多様な人々が集い、共に夢や理想を実現していく“共同創造空間”を目指している。そして「スポーツの価値」と「北海道の価値」を融合した“サステナブルな街づくり”をこの地で推進していく。 ニッポンハムグループにおける食とスポーツの関係性創業者から受け継いだ「食とスポーツ」への思い5つのマテリアリティVision2030企業理念食べる喜びスポーツ06

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