場所や時間にとらわれず、手軽に食べられるワンハンドフード。現在、SNS上で「食べ歩き」の検索数は約421万以上見受けられる。片手で食べ物を持ち、もう一方の手でスマートフォンを持ち動画を撮りながら食べられるため、TikTokerやインフルエンサーにとって絶好の「被写体」といえよう。コロナ禍でテイクアウト需要が拡大し、それが明けた観光地では、ご当地のものを食べ歩きする人で各地がにぎわっている。浅草にある鰻専門店は、ワンコインで買える「国産鰻焼おにぎり」を販売したところ、開店前から並ぶ行列ができるグルメとなった。「Z世代の旅行・おでかけに関する意識調査」※1によると、Z世代では「食べ歩き」に、お金をかけて楽しむ人が増えてきているというのだ。ちなみに「ワンハンド」は日本で生まれたオリジナルの言葉で、英語では「FingerFood」または「TakeoutFood」がこれに当たる。アフターコロナで移動・外出制限がなくなり、外食ビジネスやインバウンド需要においても、商機ありと注目を浴びているのが「片手で食べられるフード」なのだ。ニッポンハムグループ内の2つのスポットを中心に、ワンハンドフードのホットな話題をお届けする。ひと昔前まで片手で食べられるものといえば、おにぎりやサンドイッチなどシンプルなものだった。しかし現在はSNSが浸透し、思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックな食べ物が多く見られるようになった。各地で多様に進化し、観光地のシンボルとなるほど、新しい食文化の地位を築いている、そんなワンハンドフードの魅力を探ってみよう。特集※1 参考資料:「ワンハンドフード」に注目!片手で食べられるNEW食文化でビジネスチャンスを掴め! フランチャイズWEBリポート (web-repo.jp) 06
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