観戦フードに新たな付加価値を野球観戦をしながら片手で食べられる食べ物のひとつ、ホットドッグ。そんな定番ワンハンドフード、ホットドッグのルーツをたどってみる。日本で初めてホットドッグが販売されたのは、1934年11月、日米野球でベーブ・ルースが甲子園を訪れた際、ドイツ人の故ヘルマン・ウォルシュケによると言われている。しかし、当時ホットドッグになじみがなかった日本人は、具のソーセージを食べずにパンだけ食べる人が多く、悔しい思いをしたそうだ。その後日本でソーセージやハムの製法を伝授をしていたヘルマンは、1987年から日本ハム(株)の子会社で技術顧問を務め、おいしさの浸透に貢献した人物だった。ホットドッグと、ニッポンハムグループには深いつながりがあったのだ。「野球観戦にシャウエッセン®を使ったおいしいホットドッグを広めたい」。開発スタッフたちの思いが高じて立ち上げられたシャウエッセンのホットドッグ専門店、「HOTDOG FUN」。オープンまでにどんな苦労があったのか。「大手パンメーカーにホットドッグ専用のパンづくりを依頼しました。ロングシャウエッセンに合うパンになるように何度も試作を重ねました。最終的に北海道産小麦を使用したソフトフラエスコンならではの観戦以外の楽しみ方今、球場の楽しみ方が多岐にわたってきている。単に野球観戦するだけでなく、食事に来る人、観光に来る人など動機はさまざまだ。 「試合日以外のノンゲームデーでもお食事が目的のお客様が多くいらっしゃいます。観光客の他に、出張中のサラリーマン、校外学習の生徒などお客様の年齢層や属性は多種多様です。野球のオフシーズンですと北海道ボールパークFビレッジ内のスキー場やスケート場へお越しのお客様がランチを食べにきてくださいます。Fビレッジでは、シーズンごとに変わるイベントを開催。子どもが楽しめるアスレチックや、楽しく農業を学べる施設があったりいろいろな楽しみ方が可能です。それによってお客様のボールパーク内の過ごし方が多様化してきていますね」(萩原)エI ESCONFIELDHOKKADO最前線特集©H.N.F.冬季限定のムーミンラテ。なんとラテアートは3Dプリンターでつくっていた。※現在は販売終了冬季限定のムーミンパンケーキ。オリジナルの旗はこのメニューのためにつくられた。※現在は販売終了とのできるワンハンドフードがたくさん存在する。ニッポンハムグループ運営の飲食店エリア、「tower eleven foodhall by Nipponham」のフード開発に携わる、日本ハム(株)スポーツ事業推進部の萩原剛に開発のこだわりを聞いた。スコンフィールドHOKKAIDOには、野球観戦以外にもさまざまな楽しみ方がある。食体験もそのひとつ。観戦席にも持ち込めて、そのままパクっとかぶりつくこ萩原 剛シャウエッセンRホットドッグ プレーン日本ハム株式会社スポーツ事業推進部はぎわらつよし2001年にクッキングアドバイザーとして入社。2003年に日本ハム(株)加工事業本部へ転籍し、2022年までコンシューマー担当として従事。その後、エスコンフィールドHOKKAIDO内の飲食施設、「tower eleven foodhall by Nipponham」の立ち上げに携わる。メニュー開発から店舗デザインまで幅広く手掛ける。日本ハム北海道ファクトリー(株)で製造したオリジナルのシャウエッセンを専用のソフトフランスパンでサンドしました。09エスコン流ワンハンドフード食を片手に観戦する欲張り体験
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