ニュースリリース 2003年

OPEN品質アクションプログラム・フェーズ1
「マルチ点検活動」の結果報告

2003年9月11日
日本ハム株式会社
品質保証部

関係各位

日本ハムグループは、安全で高品質な商品とサービスの提供、そしてお客様の知りたい情報をできる限りお知らせする開かれた食品づくりを実現する「OPEN品質」に取り組んでいます。 OPEN品質アクションプログラム・フェーズ1の3~7月の「マルチ点検活動」は、日本ハムグループの全ての商品表示及び商品カルテと、現状の使用原材料・製造規格との総点検を行い、正しい品質表示に是正し、安全で高品質な商品をお届けすることに取り組みました。その結果につきましては、下記の通りご報告いたします。

1. 点検数
商品パッケージ表示、商品カルテの総点検件数
(全商品及び全カルテの総点検数)
10、817件
2. 点検結果について
アレルゲン表示・遺伝子組換え表示等については、正しく表示されておりました。
訂正の必要な内容は次のとおりです。
(1) 原材料の使用比率と表示順位の訂正
原材料表示の名前は正しく行われていましたが、表示の順番が異なっていたものです。(例えば、食塩と砂糖の順位、乳たん白と卵たん白の順位、揚げ油の順位等)
(2) 原材料の名称と表示方法を訂正
個別名の表示対応、表示基準の変更、規約による原材料名の訂正によるものです。(乳製品は脱脂粉乳と乳たん白の個別名へ。調味料などをたん白加水分解物へ表示。有機酸或いはpH調整剤の個別表示。畜肉の個別表示から括り表示への訂正(例:豚肉、牛肉→畜肉(豚肉、牛肉))。豚脂肪の追加表示。糖類のくくり表示から個別表示への訂正。(例:糖類(砂糖、ぶどう糖、水あめ)→砂糖、ぶどう糖、水あめ)等)
(3) お得意先提出商品カルテの規格訂正
パッケージ表示は正しく行われていましたが、商品カルテの修正に不備があったものです。(ソルビン酸除去、微生物基準、期限日等 商品規格変更に伴うカルテの修正、表示順位に関わらない原材料使用比率、仕入先名称の変更等)
3. 今後の対応について
総点検の結果を踏まえ、商品パッケージの表示内容の訂正については、9月末を目途に完了させる予定で、修正作業を進めています。また、お得意先へ提出しています商品カルテ記載内容の変更につきましても、順次最新版へ変更させていただきます。
また今回の総点検活動の反省から、商品カルテ記載内容の正確化と、お得意先提出済みカルテを確実に連係させるために、製造仕様書、品質表示の情報をデータベース化し、商品カルテに正確な情報を記載するとともに、商品カルテの提出履歴を管理する「商品情報管理システム(誠実くん)」を9月1日より導入して、お客様に誠実に商品の内容と品質表示をお伝えする体制といたしました。

以上、ご報告申し上げますとともに、ご理解頂きますよう宜しくお願いいたします。

※ニュースリリース掲載時点の情報となります。今後、変更となる場合もありますのでご了承ください。