ニュースリリース 2004年

健康食品通販会社「(株)丸和」の株式買い取りについて

2004年8月23日
日本ハム株式会社

各位

この度、日本ハム(株)は、健康食品通販会社「(株)丸和」をエスエス製薬(株)より譲り受けすることを決定し、8月11日に100%子会社といたしました。茨城県つくば市にある弊社中央研究所の開発した素材を用いて、健康食品を開発・販売してきましたが、この健康食品関連事業をさらに強化発展させることを目指します。健康食品事業として、3年後の売上高目標を2,000百万円に設定し、現在、中央研究所において約120百万円の売上規模がある健康食品について、主要事業として育成していくことを狙います。そのために、株式会社丸和および丸和の保有する経営資源を活用していきます。

(株)丸和の位置づけ
同社は、26年の実績に裏付けられた健康志向食品の老舗です。健康食品の知識・通販システム・顧客・製造ノウハウなど、当社が必要とする有用な経営資源を保有しています。取り扱い品目もカタログ掲載165アイテム(2004年5月度)あります。
日本ハムグループにおける健康食品通販事業の中核となり、日本ハム中央研究所で開発した機能性素材の商品化とその販売や、健康食品市場および業界動向の情報収集と分析など、その役割は大きなものがあります。
シナジー効果に期待
日本ハムの健康商品には、
1.アレルゲン除去の特別用途食品
2.健康食品・飲料
3.ダイエット用レトルト食品
4.介護食品
の4つのカテゴリーがあります。しかし、開発に時間がかかったり、カテゴリーが広がりにくく通販の訴求性が弱かったり、有用素材の活用が不十分であるなどの課題を抱えていました。
今後は、(株)丸和のノウハウを活かし、以下のシナジー効果が期待できます。1.独自に健康食品を開発する開発力(中央研究所の開発素材を商品化)2.豊富な商品アイテム(現行の商品の相互補完による訴求力アップ)3.通信販売のノウハウときめ細かい顧客へのフォロー(通販機能統合による効率化)4.高齢者中心の顧客層の獲得(顧客層の拡大)。
売上目標
健康食品事業として、2007年3月期 売上高目標 2,000百万円

(株)丸和について
創業 1977年4月
代表取締役 柴田 誠
資本金 388百万円
事業内容 健康食品の通信販売事業
事業規模 売上高586百万円(2004年3月期)

※ニュースリリース掲載時点の情報となります。今後、変更となる場合もありますのでご了承ください。