2004年10月13日
日本ハム株式会社
品質保証部
関係各位
日本ハムグループは、お客様視点で商品の安全と高品質を提供し、お客様がお知りになりたい情報をできる限りお知らせする開かれた食品づくりを実現する『OPEN品質』に取り組んでいます。
昨年3月~7月にはOPEN品質アクションプログラム・フェーズ1(商品規格と品質表示の適正化を図るマルチ点検活動)、昨年8月~今年3月にはフェーズ2(日本ハム品質保証規程の定着を図るパワー・フル活動)を展開し、品質保証体制が着実に構築されてきていることを「日本ハムから皆さまへのご報告」の中でお知らせいたしました。
そして、今年4月~9月にかけて、フェーズ3(検証確認活動)として、フェーズ1とフェーズ2が機能的に働いているかの確認、また不備な点を修正する活動を展開してまいりました。その結果についてご報告いたします。
1.フェーズ3活動結果
(1)事業所の品質監査
1) | 品質監査実施状況 グループの事業所の品質監査をグループの品質保証部署が実施しました。 |
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2) | 品質監査の内容 品質保証規程に定められた基準の遵守と記録および標準作業手順の実施状態の監査を次の主な項目で実施しました。
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3) | 監査結果 全166項目で評価した結果は重大な欠点はなく、仮に100点満点で評価するなら、85点に相当すると判断しました。監査を通して確認できた課題は、是正計画を作成し確実に改善できるようにフォローアップをしています。 課題として、品質保証規程に沿った品質保証体制が運用されてきましたが、外注先管理、識別管理、文書管理、計測機器管理の規程の実行と記録において一部不足がありました。また、標準作業手順の実施面で一部不足がみられました。 この結果を踏まえ、アクションプログラム・フェーズ3は9月をもって完了する予定で推進してまいりましたが、商品の品質の安定と安全をさらに徹底する活動として来年3月まで継続することとしております。 |
(2)商品情報総合管理システムの推進
1) | フェーズ1(商品規格と品質表示の適正化を図るマルチ点検活動)では、グループが取り扱う10、817品目の表示の総点検を実施しました。 |
2) | 商品規格と品質表示の情報をデータベース化し、お得意先へ提出する商品カルテに正確に記載し、さらに提出先の履歴を確認できる対応をいたしました。 |
3) | 現在、原材料規格及び商品設計情報が正確に品質表示と最新版の商品カルテに自動更新されるシステムの構築に取り組んでいます。 |
以上、ご報告申し上げますとともにご理解いただけますよう宜しくお願いいたします。
※ニュースリリース掲載時点の情報となります。今後、変更となる場合もありますのでご了承ください。