ニュースリリース 2006年

ハム・ソーセージ作りへの情熱を感じていただくために
カール・レイモン歴史展示館 オープン 4月15日 レイモンハウス元町 2階に

2006年4月19日
日本ハム株式会社

カール・レイモン

株)函館カール・レイモン(社長:島倉 情憲、本社:函館市)は、4月15日、直営店舗の「レイモンハウス元町」の2階に「カール・レイモン歴史展示館」をオープンしました。 本場ドイツの味として、大正時代から作り始めたレイモン氏のハム・ソーセージ。現在では“函館のカール・レイモン”として全国に知られるようになりました。
函館は、日本有数の観光地。地元の人にはもちろん、観光で函館を訪れた人にも、レイモン氏の生涯とともに、ハム・ソーセージ作りに注いだ情熱を感じていただきたいという思いを込めて、レイモン氏が建てた工場の跡地にある「レイモンハウス元町」の2階部分を改装しました。レイモン氏の生涯を紹介し、ゆかりの品の展示などをしております。

レイモンハウス元町

観光スポットとしても人気のある「レイモンハウス元町」の外観。

カール・レイモン歴史展示館

「カール・レイモン歴史展示館」の様子

レイモン氏の生涯 本物の味を追求した‘胃袋の宣教師’

本名 カール・ワイデル・レイモン。1894年(明治27年)カールスバート(現チェコ領カルロビバリ)に生まれる。8歳のころから食肉加工技師の父の仕事を覚える。ヨーロッパ各国で食肉加工の技術を学んだ後、1941年(大正3年)世界最大の食肉加工会社であったアメリカへ。
4年後、帰国途中に観光のために立ち寄った日本でコウ夫人と知り合う。
函館で、ハム・ソーセージづくりをはじめ、当時は一流ホテルを対象として、ドイツ伝統のハム・ソーセージを作り続けた。太平洋戦争中も函館にとどまり、1948年(昭和23年)に函館元町で製造を再開。
函館の地でおよそ70年、頑固なまでのドイツ式の製法でハム・ソーセージを作り続けた。地元函館の人々はもとより全国のファンから‘胃袋の宣教師’と呼ばれた。1987年12月に、本物の味づくりに情熱をかたむけた生涯を終えた。その伝統・味は、(株)函館カール・レイモンに受け継がれた。

歴史展示館概要

名称

カール・レイモン歴史展示館(レイモンハウス元町2階)

所在地

北海道函館市元町30-3

連絡先

TEL:0138-22-4596

開館時間

9:00~18:00(年中無休)

入場料

無料

概要

「レイモンハウス元町」の2階。2004年までは、レストランとして使用。約60m2のスペースに、レイモン氏の愛用していたピアノ・タイプライターなど42点を展示。年譜や写真で、生涯を振り返る。<br> ※1階では、レイモン氏の味を受け継いだ㈱函館カール・レイモンの商品が食べられるイートインコーナーを設け、物販もしております。

展示されているタイプライターなど

展示されているタイプライターなど

1階で販売している商品。イートインのコーナーもあり、その場で食べることができる。

1階で販売している商品。イートインのコーナーもあり、その場で食べることができる。

社名

株式会社 函館カール・レイモン

代表者

代表取締役社長 島倉 情憲(しまくら きよのり)

本社所在地

北海道函館市鈴蘭丘町3-92

工場

1983年(昭和58年)4月、レイモン氏が第一線を退くのを機に、弟子が、株式会社函館カール・レイモンとして、ハム・ソーセージの製造を継承、現在もレイモン氏直伝の味をお届けしています。

※ニュースリリース掲載時点の情報となります。今後、変更となる場合もありますのでご了承ください。