ニュースリリース 2007年

食物アレルギー原因物質スクリーニング検査キット
『FASTKITエライザVer.II大豆』発売のお知らせ

2007年12月5日
日本ハム株式会社

日本ハム株式会社中央研究所では、食物アレルギー原因物質スクリーニング検査キット『FASTKITエライザVer.IIシリーズ(卵・牛乳・小麦・そば・落花生)』の新たな検査項目として、大豆検査キット『FASTKITエライザVer.II大豆』の発売を開始いたしました。

◇ 開発の背景

重篤なショック症状を誘発する可能性がある食物アレルギーは、食品メーカーにとって重要な管理項目のひとつです。食品衛生法では、特定原材料5品目(卵、乳、小麦、そば、落花生)の原材料表示が義務付けられ、さらに、大豆をはじめとする20品目が、特定原材料に準ずるものとして表示を推奨されています。
食の安全・安心が求められる昨今、これら表示が推奨されている20品目についても、多くの食品メーカーでは表示を行っております。特に、大豆および大豆由来の成分は、広く様々な加工食品に使用され、またコンタミネーションが生じる可能性が高い原材料と考えられています。このような背景から、多くの食品メーカーより、特定原材料5品目と同様の管理を実施するために大豆検査キット開発のご要望をいただいておりました。

◇ 厚生労働省研究班バリテーションに合格した唯一の大豆検査キット

今回発売いたしました『FASTKITエライザVer.Ⅱ大豆』は、国立医薬品食品衛生研究所を中心とした厚生労働省研究班のなかで、日本ハム中央研究所が開発を担当し、同研究班が実施したバリデーションに合格している唯一の大豆検査キットです。
日本ハム中央研究所では、これまでにも特定原材料の管理ツールとして『FASTKITエライザVer.Ⅱシリーズ』ならびに『FASTKITイムノクロマトシリーズ』の製造販売を行っており、行政機関、食品メーカーを中心に多くの施設で活用いただいております。本大豆検査キットの使用方法は、従来の『FASTKITエライザVer.Ⅱシリーズ』と同様のため、すでに同シリーズをご使用の場合はすぐに検査を行うことができます。

日本ハム中央研究所では、これからも食の安全・安心のための検査キットの研究開発を推進してまいります。

※ニュースリリース掲載時点の情報となります。今後、変更となる場合もありますのでご了承ください。