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なるほどコラム

肉を食べることがエンタメ化する時代

食材から調理法まで、あらゆるこだわりが詰まっている肉。さらなる追求に挑む肉業態のキーワードは「限定」。

ありとあらゆることを限定した新たな肉業態

イラストレーション/漆原冬児

ここ数年、肉を取り巻く話題には事欠かない。全国各地で開催されているグルメフェスタでは肉の専門店に行列ができ、お酒を飲みながら肉を食べる「肉バル」は盛況。肉寿司はインスタ映えするといってSNSで話題になり、立ち食いステーキの店にはビジネスマンから高齢者までがこぞって押し寄せる。
また、塊肉を自ら焼いて食べる店や、専用の熟成庫を備えた熟成肉専門店など、肉自体のおいしさを追求する店も伸びている。料理とお酒を合わせる「ペアリング」では、肉料理と相性いいお酒をさぐるコース料理も人気だ。
いかんせん、もう出尽くしたのではと思いきや、昨年から話題になっているのが会員制の肉店。会員による完全予約の店だ。会員権には限りがあり、手に入れるのも難しいという。
こだわりの肉をこだわりの調理法で、こだわりのわかる人だけで食す店。焼き肉やバーベキューのように、人も空間もオープンに楽しむのとは真逆で、人も空間も限定しているところが希少価値が高いと人気のよう。「限定」という言葉に弱い消費者心理をくすぐる、新たな業態の出現だ。

様式が付加された究極のエンターテインメント

これまで肉料理といえば、ブランドや等級や部位といった肉という食材そのものと、焼き方や他の食材との組み合わせ・相性といった肉の扱い方や調理法にフォーカスされるのが主だった。とくに牛肉については、ブランドを追求した結果、生産者(牧場)の指定にまで発展するということにもなった。
それらの追求が飽和状態に達したいま、誰がどう調理し、誰とどこでどう食べるかといった様式が付加されたのが会員制の肉店である。その場所に行かなければ食べられないが、そこに行くためには「権利」を獲得しなければならない。いくつものハードルがより興味をそそると言える。
これは他の食材には見られない、肉独自の新たな局面と言っていいのではないか。肉を食べるという行為がただの食事ではなく、店に行くところから出るところまでを一連で楽しむエンターテインメント化しているのだ。
こだわってこそ肉。それはどこまで進化するのかを見届けたい。

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