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なるほどコラム

「豚」のイメージ古今東西

その国独特の言い回しである「ことわざ」には、動物が多く登場します。今回は「豚」に注目して、日本のことわざから外国のことわざまで幅広く見てみます。

価値がわからないのは豚かロバか?!

イラストレーション/漆原冬児

日本では、「豚」のことわざでまず思い浮かぶのは「豚に真珠」。これは、価値のわからないものには、どんなに貴重であっても役に立たないという意味で、「猫に小判」も同様である。「豚に真珠」は英語でも「Cast pearls before swine.」と表現し、同様の意味のことわざに「将校にキャビア Giving caviar to the general.」があるそう。
特筆したいのはポルトガル語。「豚に真珠」の意味では「ロバにスポンジケーキ」があるという。ロバには、スポンジケーキのふわふわの食感や、間にはさんであるジャムのいい香りがわからない、という意味だそう。確かに、ロバはスポンジケーキを食べない。ロバにだって言い分はあるだろうに。
日本には「豚もおだてりゃ木に登る」という言葉もあるように、ことわざの世界では「豚」は不遇をかこっている。ポルトガルではロバがその立場にあるというのは、そのお国柄を表していておもしろい。

ヨーロッパでは、豚は幸せの象徴

では、豚がいい意味で使われていることわざはないのだろうか。探したら、見つかった。アイルランド語には、「ブタの背中に乗っている」ということわざがあるのだ。
これは、幸せで人生に成功しているという意味。アイルランド語に豚に関する表現が多いのは、アイルランドの人々が農業をしながら豚とともに暮らしてきたからだそう。豚の背中に乗ることは、ゆったりとして順調な人生を送っているということらしい。豚に幸せのイメージを持っているのは、ヨーロッパ全体に共通することなのだそう。日本では、真珠の価値がわからないとか、おだてれば木に登るといわれている豚も、ところかわれば幸せの象徴になっているのだ。
ちなみに、お肉にまつわる少し恐いことわざをひとつ。ペルシア語には「あなたのレバーをいただきます」ということわざがある。これは、家族やごく親しい人たちの間で使われるもので、あなたのためならなんでもする、心から愛している、という意味だそう。
ことわざには、その国の生活習慣、食習慣、文化が反映されている。その違いを知ることは、多様性への理解につながるのかもしれない。

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