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なるほどコラム

今こそ、一人鍋・ソロ鍋を見直そう!

「個食」ブームはついに「鍋」に行きついた! 「一人鍋」のメリットについて考えます。

厳選した具材を楽しむ小鍋のよさ

イラストレーション/漆原冬児

2019年末からの新型コロナウイルス感染拡大は、世界中の人々の生活を大きく変えた。それは食生活もしかり。人との接触を減らすため、大人数での会食が制限されたり、テイクアウトやデリバリーのニーズが高まっている。また、大皿で取り分ける料理が敬遠されるようになり、「個食」需要も高まっている。
それは、鍋料理も例外ではない。寒い季節、家族や友人たちと鍋を囲んで楽しんでいたのが、「一人鍋」「ソロ鍋」という形で、一人ひと鍋を楽しむ形に変わりつつあるのだ。
とはいえ「一人鍋」は今にはじまったことではない。現代のような大鍋をかけるコンロがなかった江戸時代には、七輪や火鉢に小鍋をかけて具材に火を通す「小鍋立て」という料理があった。池波正太郎の小説やエッセイに登場するので、興味のある方はぜひ読んでみてほしい。
大鍋料理には、多種類の具材を一度に煮て、大勢でつつきあう楽しみがあるのに対し、小鍋料理には、厳選した具材のひとつひとつを味わうという良さがある。そんな小鍋の良さが見直されているといえよう。

社会背景に合わせたあらたな食形態の登場

「一人カラオケ」「一人焼き肉」などは以前からあったが、「一人鍋」の店も増えており、「一人すき焼き」「一人しゃぶしゃぶ」などは、自分の好きなものを好きなだけ食べられる自由さが受けている。しゃぶしゃぶは牛肉が主流ではあるものの、リーズナブルな豚しゃぶも人気があり、北海道では「ラムしゃぶ」も食されているというから、この機会に多様なお肉の「一人しゃぶしゃぶ」を楽しんでみてもいいかもしれない。
また、熱々の鍋を屋外で食べる店も登場している。屋外なら感染リスクも軽減するとあって、テラスでこたつに入りながら一人鍋を食べるという業態もある。寒さを逆手にとった、今の時代のあらたな食形態と言えるだろう。
お肉のうまみたっぷりでコクのあるスープに、野菜をたくさん入れれば、野菜不足も解消できる。また、スープによって和・洋・中はもちろん、韓国風、アジア風などバリエーションもきかせられる。一人鍋なら少量なので、味の冒険もしやすいだろう。
感染拡大防止のために広まった一人鍋だが、そう考えると新たな食事の楽しみを生んでいるとも考えられそうだ。

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