知れば知るほど食べたくなる!しょうが焼きの豆知識

家庭でも外食店でも定番メニューのしょうが焼き。そのルーツや魅力を知ると、食べる楽しさが倍増するはず。ここでは、しょうが焼きのルーツや栄養面、失敗しない作り方のポイントを紹介します。

東京・銀座で誕生!ごはんに合うメニューとして人気沸騰

東京・銀座で誕生!ごはんに合うメニューとして人気沸騰

親しみやすい定食メニューとして人気のしょうが焼き。初めて登場したのは、意外にも東京の銀座。元祖と言われているのは、銀座の和風創作料理店『銭形』です。昭和26年創業の同店の屋号は、当時大衆小説として人気を博していた『銭形平次』から取ったもので、作者の野村胡堂氏にも使用許可を頂いたという歴史あるお店です。

『銭形』の創業者である齋藤益夫氏は、自身の修行時代、勤めていたお店の料理長がメニューの研究をしているのを見ていました。その中に、豚ロース肉を醤油のタレにからめて焼いたものがあり、その美味しさに感銘を受けて、『銭形』開業時からのメニューに加えたと言われています。

当時はトンカツが一番人気だったようですが、「ごはんに合う!」としょうが焼きの注文が増え、何人分もまとめて作れるという調理上の利点もあって徐々に看板メニューになっていったそうです。

手早く作れておいしい、ごはんに合うメニューとしての人気は、誕生当時から不動だったようですね。

(写真は開業当時の『銭形』と創業者の齋藤益夫氏)

「豚肉」+「しょうが」はスタミナ食材の代表格!

「豚肉」+「しょうが」はスタミナ食材の代表格!
「豚肉」+「しょうが」はスタミナ食材の代表格!

しょうが焼きがスタミナメニューと言われるのは、それぞれの食材自体の栄養価が高いから。組み合わせによって効果がパワーアップします。

まず、なんといっても主役は豚ロース肉、または豚肩ロース肉。豚肉はビタミンB1を多く含んでいます。ビタミンB1には糖質(炭水化物)をエネルギーに変える働きがあることから、疲労回復効果が高いと言われています。また豚肉の脂肪はオレイン酸を多く含んでおり、悪玉コレステロールの撃退の効果が期待できます。

しょうがは、ジンゲロール・ショウガオールという特有の成分がさわやかな辛みの元になっています。これらは殺菌力のある成分なので、胃の調子を整えてくれる効果があります。また近年注目されているように体を温める効果もあります。暑い季節には、冷房による冷やし過ぎが「冷え」を起こしやすくすると言われているので、しょうがはおススメです。

豚肉としょうがは、疲れた体を元気にしてくれるスタミナ食材。しょうが焼きは、暑い夏はもちろん、一年中食べたいパワフルメニューなのです。

失敗知らずのしょうが焼き 3つのポイント

失敗知らずのしょうが焼き 3つのポイント

◆お肉の準備

お肉の旨味とジューシーさを楽しむしょうが焼きには、豚ロース肉または豚肩ロース肉がGOOD。豚肉特有のコクと香りが味わえる部位です。一般的には薄切り肉で作り、お店によっては「しょうが焼き用」として売られていることもあります。

◆たれの作り方

しょうが焼きだけに、たれの主役はしょうが。すりおろしたものをたっぷり使うことで、お肉にからみやすくなります。それを、醤油・酒・みりんを合わせたところに入れます。大人向けにちょっと一味プラスするなら、にんにくのすりおろしを一かけ分入れてもおいしくできます。お肉を焼く前に、しっかり混ぜて用意しておきます。

◆焼き方のコツ

お肉が薄いので、強火で一気に焼くことをおすすめします。表面に香ばしい焼き目をつけ、お肉がかたくならない程度に火が通ったら、たれをからめて手早く仕上げます。お肉のコクとジューシーさを閉じ込めた、しょうがの香りが食欲をそそるおいしいしょうが焼きになります。

関連リンク

抜群のスタミナ食!おいしいしょうが焼きで元気になろう!