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ソーセージがもっと食べたくなる歴史

1ソーセージの起源

ソーセージも、ハムと同様に、いつどこでつくられはじめたかははっきりしませんが、今から3500年前にエジプト、中近東のバビロニア地方でソーセージらしきものが食べられていたという伝承があります。ほかにも類似の伝承があり、概ねソーセージの歴史は3000〜3500年前に始まったようです。なおソーセージの語源は「塩漬けして貯蔵された肉」を意味するラテン語「salsus」からきていると言われています。

2『オデュッセイア』に登場する「脂身と血をつめた山羊の胃袋」

ホメロスの『オデュッセイア』が、ソーセージが登場する最古の文献だといわれています。書かれたのは、およそ3000年前のギリシア時代で、その18巻にブラッドソーセージのような記述が見られます。

また古代期ギリシアの都市国家(ポリス)の広場に並ぶ出店の中に腸詰め屋があったという伝承もあります。ギリシアは多くの植民地を持ち、交易によって各地から様々な香辛料が持ち込まれていました。それらを生かした現在と変わらないようなソーセージが、腸詰め屋に並んでいたかもしれません。

3ローマ皇帝が下した「ソーセージ禁止令」

古代ローマ人はハムと同じくソーセージが大好物で、毎年恒例のお祭りではいつも出されるごちそうでした。ところが、四世紀の中頃、キリスト教を公認したコンスタンティヌス帝がこうしたお祭りを禁止し、贅沢だとソーセージを食べることを禁止する法令を出したのです。

この法令はその後も継続されましたが、反発したローマ人はソーセージの「密造」をせっせと行うようになりました。そして密造の蔓延により、ついに禁止令は廃止に追い込まれ、その後は以前にも増して、ソーセージ作りが盛んになったということです。

4十字軍の失敗がもたらしたソーセージ製法の発展

十字軍は聖地エルサレムを取り返すべくイスラム教諸国と争いましたが、目的を達成できませんでした。ただ騎士たちはイスラム諸国から様々な文物を持ち帰り、またヨーロッパ内での人やモノの移動によって製法が発展しました。特に東方からもたらされたスパイスにより、味、製法が飛躍に向上したのです。12世紀〜13世紀にはヨーロッパ全域でソーセージがつくられるようになりました。中世ドイツでは肉屋組合が登場し、シンボルの超巨大ソーセージを大勢で担いで街中を練り歩くお祭りが催されました。

ソーセージは味付けに色々と工夫が出来るので、風土や食習慣によって実に様々なものが各地で作られるようになり、現在の地名を冠して呼ぶソーセージ(フランクフルト、ボローニャ、モデラートなど)が発展していったのです。

5最初にソーセージを食べた日本人は?

ハムは「臘干(らかん)」などと称して幕末の文書に登場しますが、ソーセージの記述はほとんどありません。食べた当人の記録として最も古いのが、森田岡太郎という第1回遣米使節の随行員が書いたものです。

「豚の油煮、ことのほか味よろしくおぼゆ。これは豚の腸のうちヒャクヒロの汚物をのぞき、豚肉の正味へ・コショウ粉を混和し、ヒャクヒロへ詰め込み、油にて煮候ものの由」との記載が残っています。

ソーセージ技術を本格的に伝えたのは、第1次大戦に捕虜となったドイツ人の中にいたソーセージ製造技術を持った人たちでした。それと日本企業の要請に応えたカールレイモン、ヘルマンウォルシュケ、ローマイヤー、バンホーデン、ブッチングハウスなどの技術者です。今でも食肉加工品のブランドとして残る彼らの貢献が、日本の食肉加工業の発展に寄与した面は大きいのです。

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