私たちの暮らしを一変させた新型コロナウイルス。では、食に対する意識はどう変わったのでしょうか？新型コロナウイルスによる影響で食生活がどのように変化したか、家族で食事準備を主に担当する人（主家事担当者）を対象に実施した調査を、当時を振り返りながらみてみましょう。

Q.以下のうち、「新たに実施するようになった」「これまで以上に意識して実施するようになった」行動をすべて選択してください。

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この調査の結果、「野菜多め」「減塩」「免疫力を高める」「ストック食材利用」「たんぱく質多め」が上位5つとなりました。注目は「免疫力が高まりそうな食品を食べる」という回答。多くの人がカロリー摂取を抑えるよりも、きちんと栄養をとって免疫力や健康パワーを高めることを意識しているのかもしれません。

またコロナ禍の外出自粛やテレワークの普及で、運動不足になりがちに。「フレイル（加齢により心身が衰え、健康障害が生じやすい状態）」も社会問題となっています。食の栄養に対する意識は今後ますます高まっていきそうですね。

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、意識する人が増えた「免疫力」。では、免疫力を高めるために、みんなはどんな食品を食べているの？先ほどの調査で「免疫力が高まりそうな食材を食べる」と回答した人に対する深堀調査の内容を見てみましょう。

Q.「免疫力が高まりそうな食品」として、あなたが意識して食べている食材・食品を、できるだけたくさん教えてください。（n=254）

Q.「免疫力が高まりそうな食品」を使用して作るメニューがありましたら、できるだけたくさん教えてください。（n=254）

この調査で「納豆」「ヨーグルト」、その他「キムチ」や「ぬか漬け」などの発酵食品が意識して食べられていることがわかりました。こうしてさまざまな食品名があがる一方、「免疫力が高まりそうな食品」を使った料理のレパートリーについては、多くの人が「ない」と回答していました。免疫力を高めたいという意識はあるものの、あまり発酵食品をうまく料理に活用できていない人が多かったのかもしれませんね……。
ヨーグルトなどの発酵食品は、もちろんそのまま食べるのもおすすめですが、ちょっとした隠し味やお料理への活用のしやすさも魅力！朝食では手軽にそのままで、夕食は発酵食品のアレンジメニューを。そんな風に毎日の食事の色々なシーンで「免疫力を高める食品」を活用してみましょう。
※ここでの「免疫力が高まりそうな食品」とは、意識調査の結果に基づくものであり、医学的・科学的に根拠のあるものではないことにご注意ください。