私たちは、食の嗜好が多様化する中で、新たなニーズに応える選択肢を提供しています。特に、人口増加による食肉供給不足の懸念に対し、たんぱく質摂取の選択肢を広げ、持続可能な未来を支えます。
ニッポンハムグループでは、“畑のお肉”ともいわれる、たんぱく質が豊富な大豆などプラントベースで肉を代替した商品を開発。これまでのハム・ソーセージ技術を最大限活かした独自の水戻し製法の確立やオリジナルフレーバーの開発により、本物の肉のような食感・風味を感じていただける商品となりました。
ハンバーグなどの加工食品を発売し、今後も食肉加工で培ってきたノウハウを活かし、プラントベースミートのおいしさを追求していきます。
「えふのちから」は、帯広畜産大学とニッポンハムグループの産学連携により新たに生まれたブランド小麦です。独特の香りと風味を持つスペルト小麦と北海道産春まき小麦の交雑品種「ちくだい1号」を、養豚事業から得られる堆肥を使用したニッポンハムグループの畑で栽培しています。地域企業の協力により、「えふのちから」を使用した「シャウMeatマフィン」が開発され、エスコンフィールドHOKKAIDOのMeatfulショップで販売されています。この取り組みは地産地消を促進し、北海道の新しいおいしさを提供します。
国産鶏肉 桜姫『産地パック』とは、産地で真空パックし、主に量販店の精肉売り場に陳列されている商品のことです。一度も開封することなく、みなさまの食卓にお届けできる点が特長です。包装資材を削減、また、バイオマス含有フィルムを一部に使用する事で、環境に配慮した商品づくりをしています。
これからも新たなニーズに応える選択肢を提供する視点で、持続可能な未来を支えます。
2019年から細胞培養のベンチャー企業インテグリカルチャー(株)と細胞性食品(培養肉)に関する共同研究を続けているほか、⽇本ハム(株)中央研究所でも培養方法や細胞の品質などの技術課題に取り組んでいます。