食の未来委員会の活動の様子をご紹介します。
各月、オンラインにて委員会活動を実施いたしました。
<委員会活動>
8~2月の委員会活動では、23名の食の未来委員が5つの班に分かれ、それぞれの班ごとに
「10年後ニッポンハムグループが行うべき事業・サービス」について考えていただきました。
●各月の詳細
8月:キックオフ/ワークショップ①
プロジェクトについての概要説明/委員自身の普段の食に関する不満や不便の洗い出し
9月:ワークショップ②
未来に起こりうる外部環境や未来の食生活に関するトレンドについてのインプット/
委員自身の普段の食に関する不満や不便の真意を探る
10月:ワークショップ③
10年後の課題を考える
11月:ワークショップ④
「アイデア発想のコツ」のインプット/10年後の課題を満たす事業案の創出
12月:ワークショップ⑤
ニッポンハムグループの取り組みについてのインプット/
ニッポンハムグループが行うべき事業案の検討
1月:ワークショップ⑥
ニッポンハムグループが行うべき事業案の深堀り
2月:最終報告会
委員からの社長・取締役への事業案発表
●5チームが考えた事業案
ニッポンハムグループ商品を使用したメニューを提供してくれる店舗をお知らせする機能や、食に関心が無い人にも動画体験などで食育ができるような機能を有する。ファイターズの監督や選手のアバターが食知識や運動方法をガイドしてくれたり、自分の頑張りで選手を育成できたり、楽しみながら食育ができる。
食に関心がない人に関心を持ってもらえる場を提供するため、キッチンカーのような移動型施設によって体験型の食育を実現する。メタバース上で食材を育てることができ、メタバース上で育てたものと同じ食材をリアルな場での食育に利用する流れを構築する。また、企業の福利厚生に組み込み、食を職場のコミュニケーションのひとつにすることも可能となる。
自分や家族の好みなどの情報をAI学習機能を搭載したアプリケーションに学習させ、その日の気分や体調に合わせたメニュー・献立を提案してもらえるサービスを有する。健康面にまつわることも+αの情報として提供してくれる。様々な機能を1つのアプリ内に集めることで、日常と特別な日の両方で使っていただくことを目指す。
道の駅のような形態で、ニッポンハムグループ商品の購入、スーパーで買えない肉の購入と喫食、肉に関する情報収集などができる場所とする。未来の肉をテーマに肉サミットが開催され、未来に向けたニッポンハムグループの取り組みを知ることも可能。
小学生を対象とした、学童と食堂機能を併せ持つ施設。平日だけでなく、休日にも栄養管理がされた食事の提供が行われる。その他、日常的な食育やスポーツ教室の実施なども行われる。施設は、ニッポンハムグループの事業所に近い場所に造られ、事業所からの食材提供も行われる。
委員の皆様の1年間の苦労と熱意に御礼申し上げます。事業案の発表を通じて、消費者の皆様が求める未来について再確認する機会となりました。これを受けて、次世代に向けた教育や地域貢献にさらに力を入れてまいります。そして、皆様の想いがこもったご提案内容は社内に共有し、検討いたします。1年間の活動に改めて感謝いたします。
・委員に任命いただき、新しい事を多く知ることができました。また、他の委員の方の日本ハム愛に刺激を受けました。勉強会だけでなく、料理教室での体験や工場見学など、リアルでの体験機会も面白くて良かったです。
・食に対してある程度意識してたつもりでしたが、特にたんぱく質の必要性を感じて意識が高まったように思います。活動を通して、お店でニッポンハムグループ商品が今まで以上に目に留まるようになりました。また、他の地域の製品なども知ることができました。
・今までは意識しなかったことも、考えたり、気がついたりするようになり、食への関心、意識は確実に高まりました。ニッポンハムグループの取り組みは多岐に渡っており、日本の未来を支える大事な企業だと感じました。
・これまで、商品がどこのメーカーのものかあまり気にせず買っていましたが、食の未来委員会で活動を行ってからよくメーカーを確認するようになりました。ニッポンハムグループが消費者の目線を大事にしている企業である事、未来を見据えた商品開発や徹底した生産管理を行っている事を知り、大手企業が長く続く理由に納得させられました。
エリア別・対面での委員会活動と、オンラインでの鶏肉の生産に関する勉強会を実施いたしました。
<委員会活動>
各エリア、ニッポンハムグループの会社とともに委員会活動を行いました。
●北海道
北海道エリアは、東日本フード株式会社と活動を行いました。
担当者より会社概要の説明をした後、製造エリアの見学や商品の試食検討会、当社が運営する「キタニクショップ(kitanikushop.com)」についてのグループインタビューを実施しました。
※東日本フード株式会社についてはこちらをご参照ください。
東日本フード株式会社(nfgroup.co.jp)
●首都圏
首都圏エリアは、日本ハムマーケティング株式会社と活動を行いました。
弊社製品を使ったアレンジレシピの調理・試食を行い、使用した商品についてのグループインタビューを実施しました。
※日本ハムマーケティング株式会社についてはこちらをご参照ください。
日本ハムマーケティング株式会社(nipponham-marketing.co.jp)
●近畿圏
近畿圏エリアは、中日本フード株式会社と大阪成蹊大学の学生さんと活動を行いました。
肉についての講義を行った後、大阪成蹊大学の学生さんが取り組まれている内容についてのグループインタビューを実施しました。
※中日本フード株式会社についてはこちらをご参照ください。
中日本フード株式会社(nfgroup.co.jp)
<鶏肉の生産に関する勉強会>
日本ホワイトファーム株式会社より、鶏肉の生産についての勉強会を行いました。
鶏の種類などの基礎的な内容から、鶏の飼育、鶏肉の生産工場の様子など会社の取り組みについて映像を見ながら学んでいただきました。
普段見ることができない貴重な映像に対して、興味関心が寄せられました。
※日本ホワイトファーム株式会社についてはこちらをご参照ください。
日本ホワイトファーム株式会社(nipponwhitefarm.co.jp)
今回鶏肉の生産・加工の場面を学んで、私たちは多くの命をいただいていることを改めて感じました。だからこそ、鶏肉をはじめ、あらゆる食材を無駄にすることなく大切に命をいただかないといけないと考えました。
どのように生育・出荷され、安心安全に配慮されたお肉を作っているか知れたので、すごく楽しかったです。オンライン工場見学の気分でした!普段から桜姫を購入していますが、さらに安心材料になりました。
オンラインにて、委員会活動と麹に関する勉強会を実施いたしました。
<委員会活動>
弊社の中期経営計画やマテリアリティについての講演を行い、ニッポンハムグループに期待することについてディスカッションをしていただきました。
一見すると壮大な事のように感じますが、よくよく紐解いてみると私達の身近なことにも言えるテーマ(環境問題や安全性)だなと思いました。
飼料の工夫や飼育方法の工夫など、たんぱく質の安定供給への取り組みについてより細かく知ることが出来たのは良かったです。
シャウエッセンなどの主力商品のブランド強化だけでなく、ボールパークやR&Dの強化といった計画をお聞きし、食品メーカーを超えた新しい取り組みに、改めて凄さ、規模の大きさを感じました。
<麹に関する勉強会>
中央研究所の担当者より弊社が取組を行っている「麹」(※)について講演を行い、講演を聞いてのディスカッションを行っていただきました。
※本取組のニュースリリース:https://www.nipponham.co.jp/news/2023/20230614/
麹について全く知識がなかったので、基礎的なところから教えていただけたことと、麹の未来について楽しくディスカッションができて満足です。
知らないことばかりでした。日本ハムの未来への大きな挑戦を垣間見ることが出来、夢が広がりました。
オンラインにて、委員会活動を実施いたしました。
<委員会活動>
中央研究所の管理栄養士より「たんぱく質」に関する講演を行い、たんぱく質の基礎知識について学びました。
そして、自身の日々の食事写真を確認しながら、日頃のたんぱく質摂取についてディスカッションを行っていただきました。
自分の1日の食事メニューを画像と共に振り返りつつ、たんぱく質の摂り方・こだわりなどを考え、知ることができました。
普段の生活においては縁遠い感じがしているテーマだったので、個人としての意識改革の後押しになってくれそうな活動でした。
タンパク質については毎食摂る必要があるということは知識としてはあったのですが、実践できているか気になっていました。
今回自分の食事を写真に撮ったことで、たんぱく質について再認識でき、今後も課題にしようと思えるようになりました。
たんぱく質について、新たな知識を沢山得ることができた点にとても満足しています。
また、委員会の他のメンバーの方々とたんぱく質について検討出来たことや、他の方の食事の様子が伺えたこと、自分の生活の参考になったことなどがありがたかったです。
活動前は「3食バランス良く栄養価のある物を取る事が難しい場合、毎食ではなくて一日の中で総合的に取れていれば良い」と思い込んでいました。
今回の活動で「『たんぱく質』に関しては、毎食少量ずつでも取らないと効果がない」事を知り、目から鱗でした。
これからは「楽しみながら」たんぱく質を取るようにしようと思えた事が、一番満足した点です。
オンラインにて、委員会活動を実施いたしました。
今回の活動では「石窯工房 フランスパンのピザ」と「シャウスライス」についてのご意見を伺いました。
「石窯工房 フランスパンのピザ」は、ご自宅で使用いただいたご感想からのディスカッションを行っていただきました。
「シャウスライス」は、活動内で試食しながら意見交換をしていただきました。
実際に試食をして生の声を出し合える機会は、やはり意義深いと思いました。生活環境や各々の価値観においても、感じ方や浮かび上がるアイディアが違ってくるという事も感じられました。
今までは気にもしていなかったパッケージなどに対しての意見や試食前後の感想をまとめる事も、消費者の私たちの手に届くまでの作り手の思いに思考を馳せる事も、とっても貴重な時間となり有難いなと感じました。
商品の情報だけではなく、日本ハムのこと・栄養のこと・食のことなどいろんなことを発信してもらえ、聞くだけではなく試食してアウトプットしたりと、内容が多岐にわたるもので満足できる活動でした。
2024年度 食の未来委員会の任命式を実施しました。任命式をもって正式に活動がスタートとなりました。
今期は北海道5名、首都圏11名、近畿圏7名、の合わせて合計23名の方に従事いただきます。
任命式では、井川社長、河野取締役、大石執行役員からの挨拶を賜り、井川社長より委員の方へ任命状が授与されました。
食の未来委員会は、1969年に創業者が作った奥様重役会が始まりです。発足後、様々な商品が生まれ、そのたびに消費者の皆さんの意見を聞かせていただいていました。今年度委員として活動いただく皆様にも、ぜひ忌憚なき意見を伺いたいと思っています。私たち日本ハムは、たんぱく質の価値を消費者の皆様と共に創る会社になろうとしています。
たんぱく質は人間にとって、とても大切な栄養素です。消費者の皆さんが、簡単に・おいしく・楽しくたんぱく質を摂れるように、企業として貢献していきます。さらに、日本の食、海外の食に貢献できる企業であり続けたいと思っています。
日々変化する社会を把握し、会社として必要とされるものを作り続けなければならないと考えています。
1年間という長い期間ではありますが、皆様の意見をたくさん受け止めて、会社としてさらに成長していきたいと思っています。
よろしくお願いします。
食の未来委員の方からは、「任命式で色々なお話を聞かせていただき、私たち消費者の小さな声を本当に大事にされていることを知りました。」とのお声をいただきました。