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社員紹介

A S
日本クリーンファーム株式会社 ※インターファーム株式会社から2023年4月1日に社名変更致しました。
A S
東北事業所 第二生産部横浜E農場
2009年入社
酪農学部酪農学科
このような仕事をしています
農場の中の分娩舎という部署で、妊娠豚の分娩のお手伝いと生まれた子豚を離乳させるまでの管理をおこなっています。分娩前や子育て中の母豚はとても神経質になっており、お産をスムーズにいかせる為には母豚と管理者との信頼関係がとても大事です。毎日、1頭1頭の母豚と顔を合わせ、目や耳を見て、熱は無いか、餌は食べているか、水はしっかり飲めているか等を判断します。豚は犬と同じで嬉しいとしっぽを振るのですが、母豚が自分の顔を見てしっぽを振ってくれた時は私も一緒に嬉しくなります。逆に、人が前を通っても顔や腹を伏せて寝ている時は調子が悪い時で、母豚が体調を崩してしまうと、お乳の出が悪くなる為、子豚も痩せて下痢をしてしまいます。その為、母豚の体調不良にいち早く気づくことが大切で、その為には毎日よく豚の観察をすることが重要となってきます。
成功エピソード
母豚は年に約2回ほど分娩をし、生涯で7~8回のお産をします。分娩舎での管理がうまくいっていないと、次の産次であまり子豚を産まなくなったり、お乳の出が悪くなったりするのですが、入社以来世話をしてきた母豚たちが7産目になった時に、若い産歴に負けないくらい良く子豚を産んで良くお乳を出してくれていたのを見て、自分の管理が間違っていなかったのだということを実感しました。また、その次の年に私の農場の母豚の1頭あたりの年間出荷頭数が当社の全農場の中で1番となり、優秀賞という形で評価して頂いたことが私の中で一番の自信となっています。
仕事のやりがい
生き物を扱う仕事ですので、1日たりとも同じ日はありません。その日の気温や湿度によって毎日豚の反応が変わってきます。自分のやったことが、すべて繁殖成績や豚の成長として表れてくる為、管理が悪いと成長も悪くなり、肉質も変わってしまう。管理がうまくいかず、悩んで試行錯誤を繰り返しているときは正直つらい時もあります。しかし、うまくいった時に豚はすぐに反応を返してくれるので、そういった時はすごくやりがいを感じますね。また、最近、自分の農場の豚肉を扱って頂いているスーパーさんの方とお話しをさせて頂く機会があり、その時に「お宅の豚肉は甘みがあっておいしくお客様から好評でリピーター率も高いんですよ」という話を聞き、とても嬉しく思いました。普段ずっと農場の中におり、直接お客様の声というものを聞く機会があまり無かった為、この時は自分の育てた豚がお客様に喜んでもらっているのだと実感し、やりがいを感じた瞬間でした。
学生へのメッセージ
まだまだ女性の活躍場所の少ない養豚業界。私も就職活動中に面接で、女の子は要らないんだよなという言葉をかけられる事もありました。結果は見事に不合格の通知ばかりで、やはり女性だとやる気があっても採用してもらえないのかな、とこの仕事を諦めかけていた頃、最後に受けた面接で唯一採用の通知がきたのが今の会社でした。当社では、女性社員の採用を積極的におこなっており、多くの女性社員が働いています。農場には女性用のシャワー室も完備されており、また産休や育児休暇などの福利厚生もしっかりと用意されています。また、上司の理解や協力も大きく、女性の視点や感性の違いを理解し対等に話を聞いてくれます。まだまだ男性社会である養豚業でこのような女性の活躍を応援してくれる社風はとても心強いです。養豚業に興味のある皆さん、男女は問いません!一緒にこの業界を盛り上げていきませんか?

キャリアステップ

2009年~2010年
入社後3か月の研修期間を経て、知床第一農場の分娩舎に配属。先輩について分娩舎の仕事を覚える。
2010年~2011年
先輩が他部署に異動になり分娩舎の部署長になる。後輩も出来、また他の農場の担当者との関わりも増え、徐々に仕事をする上での視野が広がる。
2011年~2013年
新入社員研修や新入社員勉強会の講師を担当。また、養豚セミナーや事業所のプレゼンを通して他の会社の方との交流が出来る。
2013年~現在
9月より知床第二農場に異動。分娩舎の部署長を担当。今までより規模の大きい農場かつ種豚場の管理は初めての為、まだ色々と試行錯誤の日々です。
今後の目標
知床事業所の種豚場としての分娩舎の管理の確立。いずれは他の部署も経験して自分の視野を広げていきたいです。また現在若い社員がどんどん増えてきている為、後輩社員の育成にも力を入れていきたいと思っています。

ある1日のスケジュール

7:30 出社、シャワーイン。防疫の為農場に入る前にシャワーを浴びます。
8:00 朝礼、ラジオ体操、部署ミーティング。
8:15 見回り、換気調整、母豚の餌やり、餌調整。豚舎内の環境設定と、母豚1頭1頭に合わせて餌の給餌量を調整します。
9:00 母豚治療、分娩看護。
11:30 子豚のワクチン接種
12:00 お昼休み。
13:00 昼礼。午前中の豚の状況や異常、トラブル等を報告します。
13:10 母豚離乳。子育ての終わった母豚を離乳させ交配舎にかえします。
13:30 母豚の餌箱掃除、分娩看護。
14:30 離乳メモ作成、記帳、データ入力。
16:00 見回り、換気調整、温度チェック。天気予報をよく確認し人のいない夜の間の調整を設定します。
16:50 帰りのミーティング、薬品片付け、明日の作業の確認。
17:45 シャワーアウト、退社。

この社員が働いている企業

日本クリーンファーム株式会社
日本クリーンファーム株式会社

日本国内では珍しく『循環型農業』を実践している会社です。ニッポンハムグループ食肉の根幹である豚肉・牛肉を生産し排泄物より肥料を作り畑に還元、また、その畑より作物を収穫します。日本クリーンファームグループ(子会社を含む)は “命の恵みを大切に” 約660余名の豚・牛が好きな社員が従事しております。