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社員紹介

Y T
日本クリーンファーム株式会社 ※インターファーム株式会社から2023年4月1日に社名変更致しました。
Y T
道南事業所 道南家畜診療所
2021年入社
獣医学科
このような仕事をしています
道南事業所にある10個強の養豚場の管理獣医師として、農場の衛生管理に携わっています。主な仕事は、日々更新される農場成績データを参考にしながら農場巡回し、時には採血や担当者からの聞き取りをにより要因を見つけ、改善策を提案・検証することです。その際、農場担当者から詳しい情報を聞くことが、各現場に適した改善策の提案に繋がります。
また、学会参加や製薬会社等との面談にて、獣医学的な情報を社外から入手することも大事な仕事です。その他の業務は多岐にわたり、例を挙げると、適切な薬品使用の普及、定期的な疾病モニタリング、衛生プログラム作成、家畜保健所など行政機関の対応があります。このページの別欄で私が紹介した「1日のスケジュール」は、農場訪問した時の1日です。
入社理由
入社理由は主に以下の4つです。
(1)人間の生活に欠かせない「食」を支える仕事に魅力を感じたこと。
(2)管理獣医師として、豚の状態が良い時も悪い時も、定期的に患畜の様子を確認できること。 
(3)社内には管理獣医師が複数人おり、月1回のWEB診療所会議もあるので、情報交換をすることができます。また、企業養豚であるが故に、社内には農場現場を詳しく知る、たくさんの“養豚職人”がいます。そのため、先輩方が残してくれた多くの情報・経験を吸収でき、自身の成長にも繋がりやすいと思ったこと。
(4)豚肉生産量が国内最大規模の会社で働けば、社外の情報も入手しやすく、養豚業界のことを早く深く知ることができると思ったこと。
仕事のやりがい
豚肉を使った料理は数多くあり、私達の食卓を支えています。皆さんは豚肉をどのくらい食べますか?
当社では1年間で約60万頭の豚を出荷しますが、生まれてきた命が全頭、出荷まで健やかに暮らせるわけではありません。これは、企業養豚や個人農家に限らず、また、畜種に限らず同じことです。途中で病気になったり、最悪の場合は死んでしまいます。尊い命を頂いて生活を営む私達は、その命が生きていた間は、なるべく病気で苦しむことなく、健やかに暮らせるよう尽力する責任があると感じます。最終的には出荷されて命を頂くわけですが、自分の提案で、健やかに暮らせる豚が増えた時は大変やりがいを感じます。
学生へのメッセージ
管理獣医師として働ける畜種は、国内では一般的に豚・鶏・馬です。私は、養豚業界に魅力を感じました。
養豚に関わる獣医師の働き先は、企業養豚、開業獣医、製薬会社、飼料会社、公務員などがあります。なかでも、当社で働く面白さは、管理獣医師として働けること以外に、農場現場と物理的距離が近いこと、また、獣医業務以外でも、社内会議などで事務所で農場の方と会う回数が多いので、獣医師と農場の関係はいわゆる「お客さん」ではなく「仲間」のような感覚に近いことです。つまり、農場成績改善のために農場と意見交換する際、外部の獣医師ではなく管理獣医師だからこそ、建前ではなく本音を話しやすい場面が多いのではと感じます。
そのため、他者と協力して円滑に仕事ができ、自ら課題を発見し解決に向けて行動できる人が、輝きやすい職場かもしれません。

キャリアステップ

2021年~2021年7月
当社に入社。配属先関係なく全国の同期と道南事業所で4月~7月まで農場研修。交配・分娩・育成・肥育舎で研修し、基本的な豚の飼育管理を学びます。研修中は同期と共に生活するので、新生活への不安は感じにくいです。
2021年7月~2023年
7月中旬から本配属先だった九州事業所に移動し、約8カ月間の農場研修(交配舎・育成舎)。道南事業所では研修生としてでしたが、九州事業所では農場の一員として働きながら、農場の実態を学びます。
2023年~現在
3月に道南事業所に転勤。農場研修は終了し、診療所業務を開始。入社1年後の異動命令に最初は不安を感じましたが、九州で学んだことを活かしながら、現在は診療所業務に尽力しています。
今後の目標
農場から信頼される獣医師になることが目標です。私達の食卓を支えてくれている豚が、1頭でも多く健やかに、出荷まで暮らせるよう尽力するためには、農場との密な連携が不可欠です。

ある1日のスケジュール

8:00 朝礼が始まり、ラジオ体操・連絡事項の確認を行います。その後は、メール確認など。
9:00 事務所を出発し、車で農場巡視に向かいます。
10:00 農場到着後シャワーを浴び、農場長や部署長と簡単な現状確認後、実際に現場を見て回ります。巡視中もできる限り現場で作業をしている方と豚の状態などについてお話しするよう心がけます。
12:00 昼休みです。
13:00 死亡原因究明のために、死亡豚を解剖し、検体を持ち帰ることもあります。
14:00 解剖結果や、その日に感じたことも踏まえて、農場の方と情報交換します。
14:30 農場を出る時は再びシャワーを浴び、車で事務所に戻ります。
15:30 事務所に到着。検体を検査機関に発送し、検査依頼書を作成します。
16:00 農場巡視報告書を作成します。
17:00 終業です。

この社員が働いている企業

日本クリーンファーム株式会社
日本クリーンファーム株式会社

日本国内では珍しく『循環型農業』を実践している会社です。ニッポンハムグループ食肉の根幹である豚肉・牛肉を生産し排泄物より肥料を作り畑に還元、また、その畑より作物を収穫します。日本クリーンファームグループ(子会社を含む)は “命の恵みを大切に” 約660余名の豚・牛が好きな社員が従事しております。