コーポレート研究・開発

たんぱく質の新たな価値と未来に向けて
「 Proteinnovation(プロテイノベーション)」
日本ハムのR&D戦略を策定

2025年6月5日
日本ハム株式会社

日本ハム株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:井川 伸久/以下、日本ハム)は、企業理念ならびにVision2030「たんぱく質を、もっと自由に。」の実現に向けて、たんぱく質を軸とした研究開発(以下、R&D)の加速を目的に、R&D戦略「Proteinnovation(プロテイノベーション)」を策定しました。

当社グループは、ヒトの健康に欠かせない栄養素「たんぱく質」に、創業以来向き合っています。たんぱく質の安定供給をベースに多様な食シーンを創出し、人々が食生活をより豊かに楽しめるよう、自由な発想で商品開発や社会貢献活動を展開しています。

一方、たんぱく質は、まだ多くの未知な可能性を秘めています。私たちが携わってきた食領域に加え、新領域でその可能性を追求することは、お客様のニーズや社会課題の解決につながるとともに、ニッポンハムグループの持続可能な企業成長につながるものと考えます。

日本ハムは、「Proteinnovation」をコアコンセプトとしたR&D戦略により、たんぱく質の可能性をテクノロジーとイノベーションにより最大限に引き出し、食領域と新領域で新たな価値と未来を創造していきます。既存事業においては、顧客価値創造と高生産性を軸に、生産DX領域、新たんぱく質領域、美味しさ&ウエルネス領域、グローバル拡大領域をR&D重点領域と定めます。新規事業においては、ヘルスケアと社会課題解決を軸に、ヘルスケア/医療領域、アップサイクル領域をR&D重点領域と定めます。「既存事業の進化」と「新規事業の創出」の両軸により、企業理念ならびにVision2030の実現を目指していきます。

■Proteinnovation(プロテイノベーション)のロゴと説明

Vision2030「たんぱく質を、もっと自由に。」のロゴとのつながりを意識し、たんぱく質(中央右のオレンジの球=ニッポンハムグループがイメージするフューチャーオレンジ*)から新しい事業が次々に生みだされていくイメージを具現化しました。オレンジの球から左に生まれた赤い球は、「既存事業の進化」を表現し、上に生まれた緑の球は、「新規事業の創出」を表現しています。

※ニッポンハムグループがイメージするフューチャーオレンジ:明るいオレンジは食の新たな可能性を切り拓くことで築かれる明るい未来を表しています。

■「Proteinnovation」の理念に基づくR&D戦略の概略図

■R&D体制

R&D戦略のもとニッポンハムグループ全体の連携を強化し、R&Dとその成果からの事業化を加速していきます。