ニュースリリース 2024年

北海道の畜肉処理製造工場を新設
~処理能力が40%アップし、道内生産流通体制を強化~

2024年1月30日
日本ハム株式会社

ニッポンハムグループの日本フードパッカー株式会社(本社:青森県上北郡おいらせ町、代表取締役社長:吉原 洋明)は、養豚事業の生産・流通体制の強化と輸出拡大を図るため、道南工場(北海道二海郡八雲町)を新設し、1月30日(火)に竣工式を執り行いました。

新工場は、食肉処理行程のシステム化や機械による自動化を進めることで、処理能力が約40%向上し、人員確保が難しい部門での作業負荷軽減に加えて、作業品質の安定化に繋げることが可能となりました。これにより、年間処理頭数は367,500頭規模に拡大します。
また、道外にて出荷処理を行っていた頭数についても新工場に集約可能となり、ニッポンハムグループが導入するバーティカル・インテグレーションシステムの生産飼育から処理製造までを道内で完結できる効率的な体制が整いました。

日本フードパッカーならびにニッポンハムグループは、新工場を介して東日本を中心とした安定的な豚肉供給に繋げるとともに輸出強化にも力を入れ、地域の畜産振興に資する食肉産業の持続的な発展に寄与してまいります。

ニッポンハムグループの「バーティカル・インテグレーションシステム」

※「バーティカル・インテグレーションシステム」は、高品質で安全な食肉を提供するため、国内外の自社農場および工場にて生産・飼育から処理・加工を行い、荷受・物流、販売まで一貫して自社で手がけるニッポンハムグループ独自の管理システムです。

日本フードパッカー株式会社 道南工場 概要

名称 日本フードパッカー株式会社 道南工場
所在地 北海道二海郡八雲町立岩356番地
従業員数 265名(2024年1月時点)
代表者 吉原 洋明
事業内容 食肉処理製造業
製造商品 豚肉・豚脂・豚骨・豚内臓・食用油脂
処理頭数 367,500頭/年間(竣工前 267,050頭/年間)
敷地面積 約69,710m2
延べ床面積 約15,258m2(竣工前 約8,001m2
新工場の特徴 ①建物 全電灯LED照明(飛散防止)
②製造 湯剥ぎ式システム・ロボットの導入による省人・省力化を実現
③環境 LNG燃料、自然冷媒の採用
    アニマルウェルフェアに配慮した飲用水設備の設置

八雲町 岩村 克詔(かつのり)町長よりコメント

日本フードパッカー株式会社様の道南新工場竣工を心からお喜び申し上げます。
また、1975年の操業開始から50年近くの長きにわたり、食肉処理・加工を通じて健康で幸せな食づくりに御尽力され、本町経済の発展にも多大なる御貢献を賜り厚くお礼申し上げます。
今後とも、貴社のスローガンである「私たちは心をこめて磨きます」の下、安心安全で付加価値の高い製品づくりを推進されますとともに、地域に根差した町内企業のトップリーダーの一つとして、益々御発展されますことを心より御祈念いたします。

道南工場 航空写真

道南工場 正面入り口

※ニュースリリース掲載時点の情報となります。今後、変更となる場合もありますのでご了承ください。