研究・開発
R&D戦略
たんぱく質の可能性をテクノロジーとイノベーションにより最大限に引き出し、
食領域と新領域で新たな価値と未来を創造する、日本ハムのR&D戦略。

研究開発領域
ニッポンハムグループには、「基礎研究」「応用研究」の2つの研究領域があります。

基礎研究部門
基礎研究の領域では、ニッポンハムグループの中核研究機関「中央研究所」で、様々な分野に応用できる新素材研究や技術開発を行っています。

応用研究部門
応用研究の領域では、『新商品開発』、『既存商品の品質向上』、『生産性向上の技術開発』など、加工食品に関する独自の研究開発に取り組んでいます。
主な研究開発成果

「養豚をもっと自由に」スマート養豚プロジェクト
持続可能な畜産の実現によるたんぱく質の安定的な供給を目指して、NTTデータグループと共同で、AI/IoT技術を活用して養豚の可能性を研究する「スマート養豚プロジェクト」に取組んでいます。

「イミダゾールジペプチド」の研究
今から20年以上前から、鶏肉や豚肉、魚などに多く含まれるイミダゾールジペプチドの機能性研究に取り組んでいます。
イミダゾールジペプチドはヒトの筋や脳にも含まれており「疲労感の緩和や認知機能の維持」に働くと考えられています。

細胞性食品の研究
世界の食肉需要が拡大する中、将来にわたって良質な動物性たんぱく質をお届けするために、培養した動物細胞を食品原料として活用する技術を研究開発しています。
スタートアップや外部機関と共同研究を行い、培養液組成や培養方法など、細胞を効率よく生産するための技術課題に取り組んでいます。

食物アレルゲン検査キットの開発
1996年に食物アレルギーの研究に着手するとともに、2002年にはアレルギー表示制度化に向けた厚生省(現厚生労働省)の委託研究の成果をもとに、食物アレルゲン検査キット 「FASTKIT®エライザシリーズ」を発売しました。
食品表示制度の運用や食に関わる様々なシーンにおいて検査キットによる食物アレルゲンの確認が求められ、現在、多くの食品メーカーや公的な検査機関で用いられています。
研究開発体制
R&D戦略のもとニッポンハムグループ全体の連携を強化し、R&D(研究開発)とその成果からの事業化を加速していきます。

※コーポレート部門(経営企画部、VBM推進室、法務部、サステナビリティ部、IT戦略部等)