当社グループは企業理念である「食べる喜び」をお届けし続けるために、2030年のありたい姿として定めたVision2030“たんぱく質を、もっと自由に。”の実現に向け、新たな挑戦に取り組んでまいります。
近年、世界的な人口増加、気候変動等の地球環境問題の深刻化などに加え、ウクライナ危機などの地政学的リスクを要因とした原燃料や飼料価格の高騰、日米金利差などを要因とする円安の進行、国内外の人件費高騰など、かつてない事業環境に直面しております。
そのような環境の中においても、当社の企業理念である「食べる喜びを基本のテーマとし、時代を画する文化を創造し、社会に貢献する」ため、これまでの食のインフラを担う企業としてたんぱく質を安定的にお届けすることに加え、様々なパートナーと力を掛け合わせることで、たんぱく質の新たな価値を創造することに取り組んでいきたいと強く考えております。
2024年4月からスタートする中期経営計画2026では、構造改革と成長戦略を通し、今ある価値をより強くするとともに、新たな価値を生み出すための事業戦略を展開してまいります。
そして、事業戦略を推進する鍵を握るのは、従業員一人ひとりがもつチャレンジ精神です。当社の創業者である大社義規の座右の銘は、「逆境こそ、わが道なり」であり、当社の根底にあるこのチャレンジ精神をより高めるため、風土改革を通した人的資本経営の強化にも取り組んでまいります。
昨年3月に開業した「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE」の取り組みも当社のチャレンジ精神を体現しております。このような国内外のリソースを土台に、様々な皆様との共創を通し、たんぱく質が持つ無限の可能性を引き出す挑戦を重ねることで、社会に貢献してまいります。
代表取締役社長
井川 伸久