トップメッセージ

たんぱく質を、もっと自由に。

当社グループは企業理念である「食べる喜び」をお届けし続けるために、2030年のありたい姿として「Vision2030」を策定し、“たんぱく質を、もっと自由に。”を企業メッセージとして、変革のための挑戦を続けています。

近年、世界的な人口増加、気候変動等の地球環境問題の深刻化など食の安定供給を脅かしかねない未曾有の変化に直面しています。加えて、食品製造と畜産業を担う当社にとって、ウクライナ危機と円安を起因とした原燃料や飼料価格の高騰、国内外の人件費高騰など、事業環境はより一層厳しくなっております。そのような環境においても、生きる力となるたんぱく質を安定的にお届けすることが、食のインフラを担う日本最大級のたんぱく質供給企業としての社会的使命と考えています。

激変する環境下において企業理念、Vision2030を実現するには、現在のビジネスモデルは限界であると強い危機感を抱いています。スピード感と覚悟をもってビジネスモデルの構造改革を進めることで、事業価値を飛躍的に高めていきます。同時に、植物由来たんぱく質商品の拡充や、細胞性食品(培養肉など)といった新たなたんぱく質の実用化、持続可能な畜産業の実現、地球環境の保全などの社会課題の解決に向けて着実に取り組みを進めてまいります。
加えて、もう一つの企業理念である「従業員が真の幸せと生き甲斐を求める場として存在する」で掲げる通り、従業員一人ひとりの力が経営の基盤であると考えます。人的資本政策を強化し、個と組織の成長を支援する人財育成と、多様な個が生き生きと活躍できる環境の構築を両輪で進めることで、Vision2030の実現に邁進していきます。

2023年3月には、北海道日本ハムファイターズの新球場を含むエリア「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE」が誕生しました。これまでの常識にとらわれない、斬新で挑戦的なボールパークのように、これからも変革と挑戦を続けることで、当社グループを従来の延長線上ではない、新たなステージへ導くことに力を注いでいきます。

代表取締役社長 井川 伸久