ニュースリリース 2022年

個人投資家向けサステナビリティボンド
「北海道日本ハムファイターズボンド」
発行に関するお知らせ

2022年9月22日
日本ハム株式会社

日本ハム株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:畑 佳秀)は、昨年に続き本社債の調達資金を新球場(ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコン フィールド HOKKAIDO))建設に関する支出に充当する目的でサステナビリティボンド(以下、「本社債」)を発行します。また、本年は対象とする投資家を個人投資家まで拡げます。

ニッポンハムグループは、2021年度からの3年間を計画年度とする「中期経営計画2023」において「持続可能性の追求」を経営方針の考え方の骨子としており、「Vision2030」の策定を機に、優先的に解決すべき社会課題を「5つのマテリアリティ(重要課題)」として再特定しています。
資金調達においても、2021年2月にサステナビリティボンドを発行していますが、当社グループのサステナビリティ施策への取り組みについてより幅広く認知していただくため、食品会社初の個人投資家を対象としたサステナビリティボンドを発行します。本社債の調達資金を、DBJ Green Building 認証(※1)制度において5つ星を取得しております「HOKKAIDO BALL PARK F VILLAGE(北海道ボールパーク F ビレッジ)」の新球場建設に関する支出に充当することで、持続可能な環境・社会の実現に貢献していきます。
※1「DBJ Green Building 認証」とは、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)が、独自に開発した総合スコアリングモデルを利用し、環境・社会への配慮がなされた不動産(Green Building)を対象に、5段階の評価ランク(1つ星~5つ星)に基づき評価する認証制度をいいます。

1. 本社債の概要

(1)社債の名称
日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)
(2)愛称
北海道日本ハムファイターズボンド
(3)社債総額
200億円
(4)年限
5年
(5)条件決定日(予定)
2022年10月7日
(6)申込期間
2022年10月11日から2022年10月20日まで
(7)払込期日
2022年10月21日
(8)償還期限
2027年10月21日
(9)利払日
毎年4月21日および10月21日
(10)取得格付(予定)
A(株式会社格付投資情報センター)
A+(株式会社日本格付研究所)
(11)第三者評価(セカンドオピニオン)
「サステナビリティボンド・ガイドライン2018年版」及び「グリーンボンドガイドライン2020年版」に適合しており、第三者評価機関であるサステイナリティクスよりセカンドオピニオンを取得
(12)主幹事会社
野村證券株式会社(事務主幹事)
みずほ証券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
大和証券株式会社
(13)社債管理者
株式会社三井住友銀行(代表)
株式会社百十四銀行

2. サステナビリティフレームワーク及び外部評価の取得

サステナビリティファイナンスの調達にあたり、国際資本市場協会(ICMA)のサステナビリティボンド・ガイドラインで言及しているグリーンボンド原則及びソーシャルボンド原則で定められている4つの要素(1. 調達資金の使途、2. プロジェクトの評価と選定プロセス、3. 調達資金の管理、4. レポーティング)に関する方針を記載した「サステナビリティファイナンス・フレームワーク(※2)」を策定しています。本フレームワークは、「サステナビリティボンド・ガイドライン2018」及び「グリーンボンドガイドライン2020年版」に適合しており、その適格性と透明性を担保するため、サステイナリティクスよりセカンドオピニオン(※3)を取得しています。

※「サステナビリティボンド・フレームワーク」および外部評価(セカンドオピニオン)詳細については以下をご参照ください。  
  ※3. 詳細はセカンドパーティ ・ オピニオンを参照 PDF [632KB / 20ページ]
 

3. 新球場の概要

当社グループは、北海道北広島市における新球場の開業(2023年春を予定)にむけて準備を進めています。建築面積5万平方メートル、収容人数は3万5000人で、地下2階の掘り込み式のフィールドを基点に地上6階建てまで観客エリアが広がります。屋根は2枚構造で、うち1枚が可動するリトラクタブル・ルーフを採用しています。天然芝の生育を促すため、開閉時間も考慮されています。新球場は、周辺環境との調和を第一に考え、建物中層部にテラスや屋上庭園を造るなど、地域に溶け込むデザインになっています。

新球場のコンセプト

『“北海道のシンボル”となる空間を創造する』
食とスポーツを有機的に融合させることで健康を育み、道民・市民・ファンの皆様が愛着と誇りを持てる施設を目指します。

【新球場が提供する社会的価値】

・ボールパークと一体となった社会的価値
北海道のシンボルとなる空間を創造し、(1)ボールパークエリア及び周辺の魅力を高め、(2)道内外の旅行者を集客し、(3)そこから道内全域への旅行を促すことを目指します。それにより、ボールパークから北海道の魅力を発信しブランド価値向上に寄与し、ハード面においてツーリストハブとして機能します。

・地域の危機対応としての社会的価値
防災備品を備蓄し、災害時にはフィールド・コンコースを開放することで避難スペースとして機能します。また35,000人が3日間使用可能な水(上水・排水)を確保していく予定です。

・マイノリティに対応した施設としての社会的価値
多機能トイレ、車いす利用者専用駐車場、子供向け遊具や多言語で表記された案内板等を備えており、障がい者・高齢者や若年層の弱者及び外国人といったマイノリティが利用しやすい空間となっています。

※ニュースリリース掲載時点の情報となります。今後、変更となる場合もありますのでご了承ください。