トップメッセージ

たんぱく質を、もっと自由に。

当社グループは企業理念である「食べる喜び」をお届けし続けるために、2030年のありたい姿としてVision2030 ”たんぱく質を、もっと自由に。”を策定し、合わせて自社の強みを活かし優先的に取り組むべき5つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。

近年、世界的な人口増加、気候変動等の地球環境問題の深刻化など食の安定供給を脅かしかねない未曾有の変化に直面しています。加えて、国内外で畜産業を担う当社は、国内畜産業界における人材不足やアニマルウェルフェア対応など、さまざまな社会課題に向き合う必要があります。そのような環境においても、生きる力となるたんぱく質を安定的にお届けすることが、食のインフラを担う日本最大級のたんぱく質供給企業としての社会的使命と考えています。

この先も使命を果たし続けるために、ビジネスモデルの構造改革をスピーディに進めると同時に、植物由来たんぱく質商品の拡充や、細胞性食品(培養肉など)といった新たなたんぱく質の実用化、持続可能な畜産業の実現、地球環境の保全などの社会課題解決に向けた取り組みを着実に進めていきます。
加えて、もう一つの企業理念である「従業員が真の幸せと生き甲斐を求める場として存在する」で掲げる通り、従業員一人ひとりの力が経営の基盤であると考えます。人的資本政策を強化し、個と組織の成長を支援する人財育成と、多様な個が生き生きと活躍できる環境の構築を両輪で進めることで、Vision2030の実現に邁進していきます。

2023年3月には北海道日本ハムファイターズの新球場を含むエリア「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE」が誕生しました。マテリアリティに掲げる地域・社会との共創共栄の取り組みとして、“共同創造空間”のコンセプトのもと、ファンの皆様や北海道の方々、そしてプロジェクトに賛同する産官学のパートナーと共同で持続可能な街づくりを進めています。これからも持続可能な社会の実現に向けて、5つのマテリアリティの取り組みを進めていきます。

代表取締役社長 井川 伸久

持続可能な社会の実現に向けたサステナビリティに関する取り組みをまとめた「サステナビリティレポート」はこちらからご覧いただけます。