水資源
日本クリーンファーム(株)は、ニッポンハムグループの養豚食肉生産事業会社で、肉豚出荷頭数は日本一の規模です。その道南事業所では、2022年1月からRO膜(逆浸透膜)を利用して排水中の不純物をろ過する「RO膜高度処理施設」を稼動しました。処理する水の80%以上を再利用できるため、取水量の削減につながっています。再生水は清掃などに利用しています。
鶏の生産・処理・加工を担う日本ホワイトファームグループの食品工場では、使用水の約10%を再利用しています。
再利用が最も多いのは処理後の鶏のと体の冷却に使用する2~5℃の冷水です。冷却には予冷と本冷の2段階があり、本冷時に使用した冷水の一部はおもに予冷に、予冷時に使用した冷水の一部はおもに前工程である洗浄のシャワー水として再利用しています。
当社グループのオーキービーフエキスポート(豪州)は、牛の処理・加工を行っています。
同施設からの排水は、飼料用穀物の灌漑用水として農地に還元。資源の有効活用に努めています。