サステナビリティ

環境マネジメント

ニッポンハムグループは、生命を育み、その恵みを大切にしながら企業活動を行っています。私たちは、すべての生命を育む自然環境を保全し、資源を有効活用し、環境負荷を減らす取り組みが重要だと考えています。環境と調和した持続可能な社会の実現を目指し、グループ全体でこの取り組みを推進していきます。

環境方針

ニッポンハムグループは、「ニッポンハムグループ環境方針」を制定して、従業員一人ひとりがこの方針に基づき、さまざまな環境活動に取り組んでいます。

ニッポンハムグループ環境方針

ニッポンハムグループは、自然の恵みに感謝し、サプライチェーンを通して持続可能な環境と事業発展の調和を目指します。また、環境法令を遵守するとともに、自然保全の重要性を認識し、環境活動を推進します。

  • 気候変動への対応
    事業活動で発生する化石燃料由来及び家畜由来などの温室効果ガス削減に取り組みます。
  • 持続可能な資源の利用
    事業活動で必要な原材料や水などを大切に使用するとともに、廃棄物の削減や資源循環に取り組みます。
  • 生物多様性の保全
    事業活動に伴う自然資本への依存と影響を考慮し、生物多様性の保全を推進します。
  • ステークホルダーとの共創
    自社の取り組みにとどまらず、産官学や地域社会と協働し環境課題の解決に取り組みます。
  • 適切な情報開示
    透明性と信頼性の高い環境情報の開示に取り組みます。
  • 2011年4月制定

    2024年9月13日改定

  • 本方針は、日本ハム(株)取締役会の承認のもと制定しています。

環境宣言

経営トップがグループ従業員に対して、環境問題への取り組みを経営課題に掲げることを宣言しました。この際に示された「環境問題に取り組むことは、企業としての責任であり使命である」という考えは現在まで受け継がれ、ニッポンハムグループの環境活動の基盤となっています。

環境宣言 [PDF:185KB]

推進体制

環境に関わる方針や政策の策定、取り組みについては、サステナビリティ委員会で討議し、経営会議で審議の上、決定機関である取締役会に諮っています。
また、日本ハム(株)サステナビリティ部が事務局となり、事業本部の担当者と定期的に情報交換を行い、グループ全体として環境活動を推進しています。

サステナビリティ推進体制

ありたい姿と環境目標

ニッポンハムグループでは、「環境保全のありたい姿」の実現に向けて、目標およびロードマップを定め、取り組みを進めています。

ありたい姿と環境目標

社内システム

法令遵守および汚染防止

ニッポンハムグループでは、各事業所で法令遵守のための取り組みを実施しています。各事業所は所在する国や地域の法令を把握し、遵守する体制を構築しています。内部監査などで発見された事項については、再発防止策を含め対策を実施します。
また、法令およびニッポンハムグループ社内規定に基づき、汚染防止の取り組みを行っています。

水質汚染防止

ニッポンハムグループは事業所ごとに、適切な処理方法を組み合わせて排水の浄化を行っています。法令に定められた排水基準に加え、自社基準を設け、高いレベルで管理しています。

大気汚染防止

ニッポンハムグループはボイラーや焼却炉などの適正な運転を行うとともに、定期的な点検・整備を実施し、排出ガスの大気汚染物質を法規制以下の濃度で管理しています。

廃棄物管理

ニッポンハムグループは事業で発生する廃棄物を廃棄物処理法に基づき、土壌汚染などにも配慮しながら適切に管理しています。

化学物質管理

ニッポンハムグループは事業の中で取り扱っている化学物質を、関係法令を遵守しながら適切に管理しています。

万が一、環境に関する法令違反や事故等が発生した場合は、各事業所で定める手順に従い修正緩和措置を講じるとともに、関係機関へ報告並びにニッポンハムグループ内へ報告・共有され、適切な対応が実施される体制を構築しています。

内部監査

ニッポンハムグループでは、国内の農場、工場、物流拠点における法令の遵守及び環境マネジメントシステムの適切な運用を確認するため、国内のすべての対象事業所を3年間で一巡するように日本ハム㈱の監査部が内部監査を実施しています。さらにISO14001を取得している拠点ではISO規格に沿った内部監査を行っています。これらの内部監査により、グループにおける環境パフォーマンスの継続的改善を実現しています。

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環境内部監査実施拠点数

2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
実施拠点数 107 40 32 122 34

ISO14001認証取得

ニッポンハムグループはハム・ソーセージや調理加工品などの加工食品の製造工場を中心に環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得しています。認証を受けた事業所では、従業員に対して環境方針の周知を行い、必要な教育を提供しています。また、PDCAサイクルを継続的に回すことで、エネルギー効率の向上や廃棄物削減など、持続可能な運営を推進しています。

製造拠点における
2024年度認証事業所 21拠点認証
事業所比率 25.3%

  • 事業所数は、2025年4月現在

取得事業所一覧

日本ハム株式会社

会社名 事業所名
日本ハム株式会社 諫早プラント
協同食品株式会社 工場
日本ハム北海道ファクトリー株式会社 旭川工場
青森生ハム工場
日本ルナ株式会社 京都工場
高崎工場
日本ハム食品株式会社 関東プラント
関西プラント
桑名プラント
日本ハム惣菜株式会社 北海道工場
新潟工場
宮崎工場
南日本ハム株式会社 工場
日向農産加工株式会社 工場
東北日本ハム株式会社 山形工場
日本ハムファクトリー株式会社 茨城工場
静岡工場
徳島工場
兵庫工場
タイ日本フーズ 工場
エゲ・タブトル 工場

環境配慮設計

ニッポンハムグループでは、環境に配慮した商品設計・開発を推進しています。環境は全社的なサステナビリティブランド「Mealin’Good」のアクションの一つです。そのため、環境価値の高い商品には「Mealin’Good」マークを付けて展開しています。

Mealin’good

環境コミュニケーション

ニッポンハムグループでは、すべての役職員が行動のベースとするニッポンハムグループ行動基準において、環境保全活動の実践を求めています。この行動基準の理解を促進するために行動基準をわかりやすく表現した行動基準ハンドブックを作成しており、従業員はそのハンドブックを定期的に読み合わせることにより環境意識の醸成を行っています。また、社内WEB掲示板や社内報での情報発信や各種研修などを通した社員教育を行っています。

行動基準

業界団体・行政との連携

ニッポンハムグループでは、業界団体や行政との連携を通じて、環境課題の解決を推進しています。

イニシアチブ・外部団体への参画