サステナビリティ

ありたい姿と環境目標

ニッポンハムグループは、2025年4月に「環境保全のありたい姿」を表明し、当社グループが直面する環境課題に向き合い、より長期的な視点で環境保全の取り組みを進めていきます。

環境保全のありたい姿

ニッポンハムグループの事業は、生命の恵みを育む地球環境を基盤としています。自然と調和した資源利用を進め、将来にわたり「食べる喜び」を提供していきます。

人と地球の調和した姿「エコサイクル」
人と家畜をはじめ、地球上のあらゆる生命を形づくる炭素・水・窒素などの物質は、自然の営みによって再生され循環しています。しかし、人口増加や企業活動により、化石燃料や資源の使い過ぎが進み、地球の物質循環の限界を超えて、気候変動や大気、水の汚染などの環境課題を引き起こしています。
ニッポンハムグループは、事業活動における資源の使用と排出が、地域や取引先との共生(エコシステム)によって自然と調和した物質循環(サイクル)となるよう、ありたい姿を「エコサイクル」と呼び、取り組みを進めていきます。

ニッポンハムグループの事業に関係が深い物質循環

水は、大気中の水分が雨となって地上に注ぎ、様々な生物を育みながら地球を巡ります。しかし、人口増加や都市化、そして気候変動により、水不足や水の汚染が生じています。
ニッポンハムグループでは、水資源を効率的に使用し、無駄なく商品を生産する工夫を重ねています。また、使用した水をきれいにして自然に戻すことで、環境負荷低減に努めています。
窒素
窒素はたんぱく質の元であり、大気から土壌を通じて植物に取り込まれ、様々な生物に利用されながら地球を巡ります。しかし、産業革命以降、大量の廃棄物や化学肥料の使い過ぎなどにより、窒素の自然な循環が乱れ、環境汚染が生じています。
ニッポンハムグループでは、事業を通じて食品ロスを減らしたり、家畜のふん尿を堆肥として活用したりすることで、環境への負荷を低減する取り組みを行っています。
炭素
炭素は、大気中のCO2が植物に取り込まれ、様々な生物に利用されながら地球を巡ります。しかし、近年の経済発展と共にCO2が増加、その結果温暖化が加速し、洪水や干ばつ、熱波といった気候変動が生じています。
ニッポンハムグループでは、省エネルギーや太陽光発電の利用を推進することで、CO2排出の削減に努め、気候変動の緩和を目指しています。太陽光発電の利用を推進することで、CO2排出の削減に努め、気候変動の緩和を目指しています。

重点項目

環境への影響が大きいと考えられるサプライチェーン上の物質を、重点項目として特定しました。

3つの活動軸・5つの重点項目を設定し、 サプライチェーン全体で取り組んでいくことを表した図

中長期環境目標および進捗

ニッポンハムグループは、環境のありたい姿「エコサイクル」の実現に向けて、2030年に向けた環境目標に加え、2050年に向けた長期的なロードマップを定め、取り組みを進めています。

目標・進捗については、以下をご覧ください。

中長期環境目標および進捗 [PDF:673KB]

ロードマップ

ロードマップの表

記載内容は時勢や技術進歩によって適宜見直しする。

重点項目ごとの生産プロセスにおける取り組み

TCFD/TNFDへの対応

事業活動が与える環境影響を評価して、継続的に改善していきます。