多様な人財の活躍に向けて
従業員の働き甲斐は社会への貢献などのほかに、自らの挑戦と成長の実感によっても得られると考えています。 ニッポンハムグループでは、人財マネジメントサイクルを効果的に運用するとともに、個人のキャリア自律を促進することで、従業員の自発的な成長の支援に取り組んでいます。
当社グループではキャリアの考え方を「会社から提供されるもの」から「個人と会社が一緒にすり合わせて築くもの」へシフトし、キャリア自律を目指して従業員自らがキャリアを描き、成長していくことを支援します。
当社グループの企業理念に共感し、活躍できる多様性のある人財を確保するため、環境変化や相手側のニーズに寄り添った採用活動を行っています。
また、高い専門性や幅広い経験のある人財の確保に向けて、通年でのキャリア採用にも取り組んでいます。
Webでの会社説明会や、オンライン面接などを拡充
教育プログラム
研修等 |
---|
● 階層別研修 ● 目的別人財育成研修 ● 昇格プログラム ● 次世代育成研修 |
+
職場 |
---|
● OJT(職場での業務実践) ● MBO ● キャリア面談 ● 自己申告制度 |
日本ハム(株)では、従業員の教育について各階層ごとに行われる各種研修プログラムに加えて、各自のキャリア自律を促進するための目的別人財育成研修を拡充しています。階層別の研修ではマネジメント力の向上に取り組むことで、日々の業務の中でのOJT※の強化も図っています。その他、階層別の選抜型の研修を実施することで次世代経営層の育成に取り組んでいます。
また、従業員の成長を適正に評価する尺度としてディメンション(「求められる人財像」から導き出された複数の能力要件を数値化したもの)を導入しており、従業員の成長に活かすとともに研修などの効果測定におけるPDCAにも役立てています。
日本ハム(株)では、従業員が自ら積極的にキャリア設計できるよう、「キャリア面談」や全従業員を対象にした「社内公募制度」「自己申告制度」など、さまざまなキャリア開発支援制度を導入し、継続的に実施しています。
また、ライフキャリアとワークキャリアを組み合わせた「キャリアプランセミナー」を年齢別に実施。キャリア自律を促進することで、従業員の自己実現と生産性向上による会社への貢献を図っています。
対象年齢 | 内容 | |
---|---|---|
Ⅰ | 29歳 |
● ライフキャリア ● ワークキャリア 各階層に合わせた内容で それぞれ実施 |
Ⅱ | 39歳 | |
Ⅲ | 49歳 | |
Ⅳ | 54歳 |
当社グループの事業は、食肉や加工食品から健康食品まで食のあらゆる分野に広がっています。従業員はそれぞれの事業や担当業務に応じた専門的知識と経験を活かし、職場に貢献をしていく必要があります。
公的な資格の取得支援や維持だけでなく、知識の更新や事業活動により獲得される専門性についても取得促進や適切な処遇に取り組んでいます。
表彰制度 | 事業本部を対象に、高い成果を発揮した人を表彰しモチベーションを向上する制度の導入 |
---|---|
処遇・支援制度 | ● 行政登録資格手当 ● 専門職資格手当 ● 事業部門資格取得支援制度 ● 資格取得推奨金制度 |
当社グループでは、評価の目的は「人財育成」であると考えています。能力評価である職能考課や、業務成果を評価する実績考課などを通して従業員の能力を開発していくことと、業務上の正しい行動を指導していくことが考課のおもな機能です。そのため、一方的に評価の結果だけを伝えるだけでは被考課者は納得しにくく、育成の目的も果たすことができません。
当社グループでは、適正な評価を行うとともに、タイムリーに被考課者へフィードバックすることで、人財育成をより推進しています。
当社グループでは、人事制度上の昇格や登用の基準やプロセスについて明確化を進めています。
昇格や登用といった経営・組織運営に直接関わる重要な人事施策については、透明性が求められています。また、キャリアの重要な選択肢の一つである昇格について、その条件を明確に指し示すことで従業員のキャリア形成意識を醸成しています。