廃棄物/資源利用
プラスチックは衛生面や密封性が高い点などから、食品の品質を守る重要な役割を果たしている一方、海洋プラスチック問題など地球環境への影響が懸念されています。
ニッポンハムグループでは、原料の仕入れから製造、そしてお客様の元へ届くまでの様々な場面でプラスチックを使用していることから、重要課題と位置づけ、商品の安全第一を前提に、以下の方向性をもって取り組んでいます。
ハム・ソーセージの製造を行う日本ハムファクトリー(株)兵庫工場では、原料肉が包装されていたフィルムのリサイクルに取り組んでいます。
このフィルムには食品が付着しており、そのままではリサイクルしにくいものとなりますが、自工場にて粉砕・洗浄することで、リサイクル可能な原材料にする取り組みを行っています。
この原材料を、プラスチック原材料製造会社とパレット製造会社と協働して、商品輸送に用いるパレットの材料に活用できないか検証を進めています。
ウインナー群
「シャウエッセン®」シリーズをはじめ、主力ウインナー商品の包装形態を巾着タイプからエコ・ピロタイプへ変更しました。包装・梱包などの変更により、「シャウエッセン®」の包装資材重量は28%削減※1され、年間CO2排出量は約4,000トンの削減※2につながる見込みです。
シャウエッセン®
とろける4種チーズ
シャウエッセン®
ホットチリ
豊潤
森の薫り®
中華名菜
「中華名菜®」シリーズの一部では、商品を支えるために入れていたトレイをなくし、半年間で包材のプラスチック使用量を19.3%、重量にして約111トン※削減しました。(旧包材との比較)
プラスチックトレイを紙トレイに変更、外装フィルムの縮小などにより、プラスチック使用量を37%削減※しました。
日本ルナ「Isey SKYR イーセイスキル」シリーズ
アイスランド発の高たんぱく乳製品「Isey SKYR イーセイ スキル」シリーズにおいて、プラスチック容器から紙容器に変更し、プラスチック使用量を94%削減※しました。
「彩りキッチン®」シリーズ
彩りキッチン® ロースハム
包材の一部にリサイクルPETのフィルムを使用しています。
「アンティエ®」シリーズ
アンティエ® レモン&パセリ
包材の一部にリサイクルPETのフィルムを使用しています。
国産鶏肉 「桜姫®産地パック」シリーズ
桜姫®産地パック 鶏むね
包材の蓋部分に植物由来のバイオマスのフィルムを使用しています。
国産鶏肉 桜姫®『産地パック』は、生産地で真空パックしているため、量販店などで小売用に再パックすることなくお店に陳列できます。
当社商品の物流を担う日本デイリーネット(株)では、廃棄される荷崩れ防止用のラップのリサイクルに取り組んでいます。
回収したラップの一部(約20%)を使用した手さげバッグを作製して、当社グループのイベントなどで使用しているほか、もう一度ラップの原材料にすることも視野に、現在検証をしています。
サステナビリティプラ削減編60秒
当グループでは、プラスチック使用量の削減に関する目標※1を掲げ、取り組みを進めています。これまでも、シャウエッセン®、中華名菜®など、さまざまな商品の包装に使用するプラスチック使用量削減を実現しました。これらの活動を動画で紹介しています。
動画中でご紹介しているカーボンニュートラル農場はイメージです。カーボンニュートラル農場については、こちらをご確認ください。
南幌町(北海道)に太陽光発電を設置しカーボンニュートラル農場への第一歩として電力供給を開始 12月1日(日)から北海道内の自社養豚場へ