食物アレルギーの取り組み

基本的な考え方

1996年、ひとりのお客様から「食物アレルギーの子どもでも食べられる食品を開発してほしい」という切実な声をいただきました。「食べる」ことに悩みを抱えておられるお客様の存在を知り、私たちニッポンハムグループは、20年以上、食物アレルギーに取り組んできました。しかし、まだ食物アレルギーへの理解は十分に進んでいないのが実情です。食物アレルギーをお持ちの方も、そうでない方も、安心して食事を楽しめる社会になるよう取り組んでいきます。

推進体制

食物アレルギーの研究開発、商品の製造・販売、情報発信の各担当者が集まり、情報共有や取り組みの連携を図っています。

主な取り組み

取り組みの経緯

取り組みの経緯

1996年から食物アレルギー対応商品の研究開発を開始しました。

研究開発

研究開発

対応商品の開発だけでなく、「食物アレルゲン検査技術」の研究開発も行っています。

対応商品の製造・販売

対応商品の製造・販売

特定原材料7品目を持ち込まない専用工場で製造し、販売しています。

情報の発信

情報の発信

食品メーカーの視点から、食物アレルギーの皆様の生活を豊かにする情報をお届けしています。

社会への働きかけ(ニッポンハム食の未来財団)

社会への働きかけ(ニッポンハム食の未来財団)

「ニッポンハム食の未来財団」は食物アレルギーの研究助成や普及啓発活動を行っています。

今後に向けて

食物アレルギーをもつ方が安心して「食べる喜び」を享受できる社会の構築に向けて、引き続き「研究開発」「商品の製造・販売」「情報発信」を取り組みの柱にして推進していきます。

ステークホルダーからの期待

食物アレルギーの研究は日進月歩で進んでおり、多くの新たな知見が明らかになっています。日常診療では抗原特異的IgE抗体検査(※1)を行いますが、詳細な問診と食物経口負荷試験(※2)を行わないと正しい診断はできません。また、湿疹やアトピー性皮膚炎がある場合は、食物経口負荷試験をする前に皮膚症状を治す必要があり、スキンケア指導(※3)を行います。このような正しい診断のプロセスが知られていない、また対応できる施設が少ないのが現状です。

もう一つの課題として、「アレルゲン食物を一切食べてはいけない」との思い込みもあります。正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去、つまり安全な範囲での微量摂取は、誤食時の症状の重篤化の回避や食物アレルギーそのものを治す可能性が高くなるとされています。また、食品のアレルギー表示は食物アレルギー患者には便利である一方、乳児期に特定原材料を含まない食品を選択すれば発症を防げるかのように、消費者が誤解する可能性を危惧しています。最近の研究では、乳幼児期(発症前)に積極的に食べる方が良い可能性が示されています。
私が長年関わってきて最も重要だと思うことは、「正しい診断」と「正しい知識の普及・啓発」に尽きます。「正しい診断」の医療機関・従事者への普及、そして「正しい知識」を当事者やそのご家族、学校など社会全体に広めなければなりません。

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 研究所 免疫アレルギー・感染研究部 部長 医学博士 松本 健治氏

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
研究所 免疫アレルギー・感染研究部 部長
医学博士 松本 健治氏

ニッポンハムグループは、検査キットの開発や食物アレルギー対応食品の製造・販売など長年取り組んでこられたことを高く評価しています。今後も社会への普及・啓発をはじめ、食物アレルギーへのさらなる取り組みを期待しています。

※1. アレルゲンに特異的なIgE抗体(即時型アレルギー反応を引き起こす抗体)を測定する検査方法。

※2. 食物アレルギーが疑われる食品を実際に食べて症状の有無を調べる検査方法。

※3. スキンケアは皮膚の清潔と保湿が基本。詳細は、「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016」などを参照。

食物アレルギーとは

食物アレルギーとは

食物アレルギーとは

食物アレルギーはアレルギーの一種ですが、そもそもアレルギーとはどのようなものなのでしょうか。

商品での食物アレルギー表示

商品での食物アレルギー表示

ニッポンハムではわかりやすいアレルギー表示を推進しています。

食物アレルギーねっと
日本ハム(株)が提供する食物アレルギー情報サイトです。食品メーカーの視点から、食物アレルギー物質表示や症状・原因の解説、食物アレルギー対応商品・特定原材料不使用の安心レシピの紹介などの情報を発信しています。

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