多様な人財の活躍に向けて

基本的な考え方

ニッポンハムグループは企業理念に、「わが社は、従業員が真の幸せと生き甲斐を求める場として存在する」と掲げています。多様な価値観を持つ従業員一人ひとりが能力を精一杯発揮することが、グループを成長・発展させるとともに社会への貢献につながると考えているためです。
当社グループは、多様な人財が生き生きと活躍できる職場づくりを目指します。

求められる人財像

企業理念の実現に向けた指針と成長の道しるべとして、2013年に「ニッポンハムグループ 求められる人財像」を策定しました。
従業員にとって目標となる「あるべき姿」を示し、これを明確な「成長目標」と位置づけることで、誰もが成長を実感しながら業務に取り組むことができると考えています。

また、この「ニッポンハムグループ 求められる人財像」を人財マネジメントサイクルの根幹に置き、グループ全従業員の人財育成に取り組んでいます。

ニッポンハムグループ 求められる人財像

人財マネジメントサイクル

人財戦略の全体像

当社グループは、「社会価値の向上(非財務価値)」と「事業価値の向上(財務価値)」を追求することで「企業価値の最大化」を図り、企業理念の実現を目指しています。人財戦略では、「人財」の力を「企業価値」に結び付けていく道筋を明らかにし、人的資本の最大化に向けて挑戦する組織風土の醸成を重点課題とし、そのための人事施策として、「個の成長」「組織の成長」「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)」を3本柱に据えています。

取り組み目標

多様な人財の活躍に向けて、測定指標を設定し、目標を掲げて取り組みを推進しています。(日本ハム(株)が対象)

この表はスクロールしてご覧いただけます。

  施策 測定指標 2023年度実績 2030年目標
個の成長 挑戦できる
組織風土醸成
従業員サーベイ
好意的回答率
66.5% 80%以上
仕事に対する
やり甲斐の向上
従業員サーベイ
好意的回答率
66.7% 80%以上
組織の成長 戦略的な採用 キャリア採用比率 8.9% 15%以上
DE&I 女性活躍の推進 女性管理職比率 10.7% 20%以上
女性監督職以上
比率
24.1% 35%以上
障害者雇用の推進 障がい者雇用率 2.6% 2.7%以上
総労働時間の削減 総労働時間 1,968時間 1,870時間
時間外労働時間 225時間 200時間
こころとからだの
健康
健康診断再検査
実施率
83.5% 100%
喫煙率 25.6% 12%

推進体制

日本ハム(株)人事部を主管とし、各社と連携して推進しています。
推進にあたっては、定期的・定量的な状況把握を行い、KPIマネジメントを実施しながら、PDCAサイクルを回しています。国内グループ会社全体で共通KPIを設定しているほか、各社の人事課題に応じた人事施策・KPIの設定も併せて行い、取り組みを進めています。また海外グループ会社では各国事情が異なることから、重点課題を設定して取り組んでいます。

今後に向けて

当社グループがこれからも持続的に成長・発展していくためには、挑戦できる風土を醸成し、従業員が成長していく仕組みを作ることで、働き甲斐を高めていくことが必要と考えています。
また、これからの時代は価値観が多様化し、社会変化のスピードも加速していく中、さまざまな形での「共創」が必要となります。個の力を高め、社内外を問わず「ともに価値を創る」ことに挑戦し、多様な従業員一人ひとりが活躍できる組織をつくり、取り組みを推進していきます。