自然の恵みに感謝する―――。これは、ニッポンハムグループの環境活動の基本となる考え方です。
私たちは、地球という環境が作り出した自然の中で、牛や豚、鶏などの生命を育み、その生命の恵みを頂いています。
生命を育む自然を守り、生命の恵みを余すことなく大切に活かすことが私たちの責任と考えています。
1998年8月に、ニッポンハムグループは環境に対する基本的な方針「環境憲章」を定めました。2011年4月、この環境憲章を見直し、「ニッポンハムグループ環境方針」として定めました。
従業員一人ひとりが環境方針に基づき、さまざまな環境保全活動に積極的に取り組んでいます。
ニッポンハムグループは、自然の恵みに感謝し、持続可能な社会の実現に向けて、環境と調和のとれた企業活動を推進します。
1998年4月に経営トップが、ニッポンハムグループ従業員に対して、環境問題への取り組みを経営課題に掲げることを宣言しました。
21世紀を臨むに際して、最も重要な課題の一つが環境問題です。
今日、私達は地球という環境が作り出した自然の恵みと、文明の恩恵を十分に享受し、豊かな社会に暮らしています。
しかし、この豊かさを支えるために、膨大な資源やエネルギーが利用され、消費され、破棄されています。その結果、地球温暖化、酸性雨、オゾン層破壊といった人類の生存基盤を脅かすような地球環境問題が論議されるようになってきました。
私達が行う通常の事業活動や日常生活においても、地球環境に配慮した行動が求めれられています。
私達は、私達の子供達に美しい地球を残さなければなりません。
ニッポンハムグループは「幸せな食創り」を基本テーマとし、世界中の人達に縁を広げ、すべての人達が健康で幸福な生活をおくることに貢献してきました。
私達、ニッポンハムグループが、この環境問題に取り組みことは、企業としての責任であり使命であると思います。ここに、ニッポンハムグループは、自然のいとなみを尊重し、企業活動において環境との調和、環境へのやさしさを実現してゆくことを経営課題の一つに揚げます。環境問題への理解を深め、一人ひとりが、業務の中で、また日常の生活の中で環境へのやさしさを実践して頂くことをニッポンハムグループの全員に対して要望致します。
ニッポンハムグループは環境方針をもとに、環境負荷低減と法令遵守に取り組んでいます。
各社・事業部が「ECOハート®(※)」で集約した環境データや目標に対する進捗状況を「環境対策委員会」にて進捗管理し、課題の抽出と施策について議論します。それを受け、各社・事業部の環境対策委員が自部門に落とし込み、取り組みを進めています。
今後は、「Vision2030」実現に向けた環境目標の浸透、および実態把握、各社・事業部の個別目標および改善案の策定に取り組みます。世界的な水準を満たした環境目標を視野に入れ環境パフォーマンスの向上を進めます。また、施策を速やかに決定・実行する体制の構築や、環境データ収集範囲を国外にも広げて取り組んでいきます。