大豆ミートなど植物由来の原料から作られた代替肉「プラントベースミート」。今回はプラントベースミートを食べたことがある人を対象に、購入の動機やきっかけについて調査。みんなの喫食経験から、プラントベースミートの魅力に迫ります。
そもそもプラントベースミートを食べたことがある人は、どれぐらいいるのでしょうか。
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この調査では32.9%の人が「プラントベースミートを継続して食べている」、もしくは「過去に食べたことがある」と回答。喫食経験者を対象に「食べたことがあるもの」について質問しました。
(※調査対象:現在も継続して食べている人+過去に食べた経験はあるが、現在は食べていない人)
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全体では「加工食品の利用」が最も多い結果に。年代別でみると、20~30代は外食から惣菜の購入、自宅での調理まで幅広くプラントベースミートを活用している一方、40代以上では「メーカー等が作った加工食品を購入して、自宅等で食べる」人が多いようです。
次に、プラントベースミートを食べたことがある人に、なぜ食べようと思ったのか購入の動機について聞いてみました。
(※調査対象:現在も継続して食べている人+過去に食べた経験はあるが、現在は食べていない人)
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高年齢層を中心に、「健康に良い食事をすること」の手段として、プラントベースミート商品を購入した人の割合が高くなっています。若年層では「環境にやさしい」ことや「商品やメニューそのものに魅力を感じること」も購入動機になっているようです。
さらに、「健康に良さそうだと思った」と回答した人に絞って、どんなところに魅力を感じているのか深堀りしてみました。
(※調査対象:現在も継続して食べている人+過去に食べた経験はあるが、現在は食べていない人、かつ購入動機で「健康に良さそうだと思った」と回答した人)
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全年代を通して「良質なたんぱく質を摂取できる」イメージが最も多く、特に60代以上で高い割合となりました。加えて60代以上では「食物繊維がたくさん含まれている」「脂質が低い」「コレステロールが少ない」といった回答も他の年代に比べて多くなっています。反面、20~30代ではイメージが多岐にわたっていることから、具体的なイメージが定着していないのかもしれません。
最後に、プラントベースミートを食べてみようと思ったきっかけについて聞いてみました。
(※調査対象:現在も継続して食べている人+過去に食べた経験はあるが、現在は食べていない人)
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全体では「テレビの情報番組等」や「食料品店の店内POPや商品説明、チラシ商品」に回答が多く集まりましたが、若年層においてはテレビ・POPに限らず、飲食店、テレビCM、SNS投稿など幅広い情報ソースがプラントベースミートとの出会いのきっかけとなっているようです。また、「家族・友人・同僚等のおすすめ」という回答も多い結果となりました。
2022年3月の調査より、プラントベースミートを食べた経験がある人は全体の3割強で、外食よりも加工食品などの利用が最も多いということがわかりました。また、喫食経験者の約4割は、プラントベースミートを使ったメニューや食品に対して「健康に良さそう」というイメージを持っており、その内の半数以上が「良質なたんぱく質を摂取できる」というイメージを抱いているようです。
「健康に良い食事をすること」の一つの手段として、プラントベースミートが今後より広まっていくかもしれませんね。
※「プラントベースミートに関する意識調査」
調査時期 2022年3月/スクリーニング調査:6,506人 本調査1:616人 本調査2:474人/調査方法 インターネット調査 日本ハム(株)自社調べ