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しっかり運動して、バランスよく食べて、ぐっすり寝る!
健康で丈夫な身体づくりの基本ですよね。
では運動をする人たちは一体どんな栄養を摂取したいと思っているのでしょうか?今回は運動をしている人の食生活に注目します。
スポーツ庁の<令和3年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」について(速報値)>によると、スポーツ実施率は、平成28年を境に大きく上昇しているというデータがあります。
令和3年では週1日以上スポーツをする人の割合が、成人男性で58.5%、成人女性では54.1%となっています。では週1日以上スポーツを実施している人は、どのくらいの強度の運動をしているのでしょうか?
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強度別の運動実施状況をみてみると、「低強度」の運動を週1回以上する割合は若年層とシニア層で多く、「中強度」の運動になると若年層、「高強度」の運動は若年層男性が多いことがわかります。
また、強度別の運動実施状況で、実施率が高かったのは【低~中強度の運動を週1回以上実施する30代以下女性】と【低強度の運動を週1回以上実施する60代以上】の人たちでした。
では運動をする人たちは、どのような栄養成分を摂りたいと思っているのでしょうか?【低~中強度の運動を週1回以上実施する30代以下女性】と、【低強度の運動を週1回以上実施する60代以上】に注目して、その意見をみてみましょう。
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【低~中強度の運動を週1回以上実施する30代以下女性】では、最も摂取したいと思っている栄養成分は、「食物繊維」でした。続いて「ビタミンC」、「鉄」、「たんぱく質」が支持を集めています。女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをし、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれる効果のある「大豆イソフラボン」の摂取意向も高いことから、美への関心が強い様子が伺えますね。
【低強度の運動を週1回以上実施する60代以上】で最も支持を集めたのは「食物繊維」と「カルシウム」。続いて「乳酸菌」、「たんぱく質」となっています。「カルシウム」と「たんぱく質」を摂りたいという意見が多いことから、フレイルにはなりたくないという意識が伺えます。
※フレイルとは「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などを意味する言葉です。
高齢者が年齢とともに心身の活力が低下し、要介護のリスクが高くなる状態のことを指します。
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運動を実施している人のうち、「たんぱく質」を積極的に摂りたいと思っている人が、たんぱく質以外に摂取したい栄養成分として共通しているのは「食物繊維」でした。
また【低~中強度の運動を週1回以上実施する30代以下女性】では、「ビタミンC」と「鉄」がランクインしています。
【低強度の運動を週1回以上実施する60代以上】では、「カルシウム」が1位という結果でした。
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※出典:共同印刷株式会社『リア食』
38歳女性と67歳女性の、運動後の食卓です。ハンバーグやゆで卵・チーズなど、どちらもたんぱく質が多く含まれる食品を積極的に食べていることがわかります。また、ビタミンや食物繊維を含む野菜もバランスよく並んでいました。
運動をする人のなかでも特に【高強度の運動を週3回以上実施する人】にフォーカスして、身体づくりのために食品に求めることを聞いてみました。
(※回答の一部を抜粋・要約して掲載)
たんぱく質+αが求められていますね。なかでも「疲労回復効果」を求める声が多く見受けられました。身体づくりだけでなく、運動後の疲労感へのケアも食事に求められているようです。
今回の調査では、年代・性別、運動強度によって、摂取したい栄養成分が異なっていることがわかりました。また、【低強度の運動を週1回以上実施する60代以上】ではフレイル予防、【低~中強度の運動を週1回以上実施する30代以下女性】では美容への意識の高さが伺えました。
人は年齢に応じて、身体や機能だけでなく、生活スタイルや意識も変化していくもの。ぜひ今の自分にあった運動と食事で、健康的な毎日を過ごしていきたいものですね。
※「健康意識に関する調査」
調査時期 2021年4月/調査対象 スクリーニング調査5,979人 本調査312人/調査方法 インターネット調査 日本ハム(株)自社調べ