ニュースリリース 2020年

中山間地域の子どもたちとプロフェッショナルがネットでつながる
「食育×食品ロス×キャリア教育プログラム」実施
~一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」と協働での取り組み~

2020年3月2日
日本ハム株式会社

日本ハム株式会社(本社:大阪市北区、社長:畑 佳秀)は、一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」(以下:プロ学、代表:塩田 真吾)と協働で、遠隔授業を実施しました。
近年子どもたちへの「キャリア教育」が重要視されている中、地方や離島などは都市部と比べて将来の夢や職業選択に影響を与える多様なロールモデルに接する機会が少ないといわれています。この社会課題解決に向けた取り組みとして、弊社は2019年7月より新たなキャリア教育プログラムを開始しました。
弊社は生命(いのち)を育むことを事業としており、「生命の恵み」に感謝する気持ちが大切と考え、様々な食育活動を行っています。その一環としてプロ学の協力のもと、地方や離島の小学校の子どもたちに「食育×食品ロス×キャリア教育プログラム」を提供します。授業のテーマはSDGsのターゲットの一つでもある「食品ロス」です。子どもたちは日本の食品ロスの現状や企業の取り組みを学び、実際に「食品ロス削減に向けた自分たちにできる行動」を考えていただきました。小学校と東京支社をインターネットのビデオ通話でつなぎ、弊社従業員が子どもたちのアイデアに対するアドバイスや食品企業の仕事について説明などを行いました。

遠隔授業の様子

今までに静岡県袋井市立笠原小学校(6年生18名)、静岡県静岡市立南藁科小学校(6年生23名)、三重県松阪市立宮前小学校(6年生9名)、新潟県糸魚川市立大野小学校(5、6年生28名)の計4校(計78名)に対し、遠隔授業を実施しました。子どもたちからは「自分では考えつかなかったことを日本ハムの人に教えてもらうことで詳しく知ることができまし た」「東京の方とオンラインでつながる経験にワクワクしました」といった感想をいただきました。本取り組みに対し、弊社CSR推進部 部長 田中恵津子は「今回は食品ロスといった、子どもたちにとって身近な課題に取り組んでいただきました。この取り組みを通じて子供たちには、自主的に考える力を身に付け、色々な角度から物事を捉えるきっかけとなれば幸いです。」とコメント。今後も様々なプログラムを通して、子どもたちのキャリア教育を支援してまいります。

一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」のご紹介

静岡大学教育学部発ベンチャー企業 一般社団法人「プロフェッショナルをすべての学校に」(代表:塩田 真吾、静岡大学教育学部准教授)では、子どもたちがたくさんの「プロフェッショナル」と出会い、多様な価値観・職業観を育めることを目指して、2017年より小・中学生向けのキャリア教育を実施しています。

※ニュースリリース掲載時点の情報となります。今後、変更となる場合もありますのでご了承ください。