ニッポンハムグループには、「中央研究所」「技術開発室」の2つの研究機関があります。
「中央研究所」では、様々な分野に応用できる新素材研究や技術開発を、「技術開発室」では、加工食品に関する独自の研究開発を行っています。
中央研究所は、ニッポンハムグループの中核研究機関として、「豊かな未来をもたらす食糧生産への挑戦」、「食を通じた健康と楽しさの実現」、「世界をリードする食の安全の追求」、「生命(いのち)の恵みをいかした新たな価値の創造」の4つのビジョンで研究を進めています。
ニッポンハムグループの食の川上から川下までのインテグレーションの技術進化を進めています。“美味しさ”の科学的究明、ファームにおける生産性向上のための技術開発、ブランド食肉などのおいしい食肉の研究開発や、廃棄物削減・循環型社会に貢献する技術研究などに取り組んでいます。
畜水産物に含まれる健康の維持・増進に寄与する機能性素材や食物アレルギーの研究に取り組んでいます。また、所属する管理栄養士が「北海道日本ハムファイターズ」および「セレッソ大阪アカデミー」の選手への栄養サポートを行っています。これらの活動を通じて得られた知見をもとに食とスポーツによる健康社会の実現に向けた取り組みを行っています。
ニッポンハムグループの食品安全に関する検査技術の開発・指導の中核機関としての機能を担っています。アレルギー物質・有害微生物・毒素・残留有害物質の検査技術の開発などに取り組んでいます。
ニッポンハムグループの生物資源を活用して、コラーゲンやプラセンタエキスなど、健康や美容に役立つ食品素材の開発・商品化に取り組んでいます。鶏肉に多く含まれている疲労軽減効果のある「イミダゾールジペプチド」を原料とした「イミダの力」も開発し多くのアスリートに活用されています。
『新商品開発』、『既存商品の品質向上』、『生産性向上の技術開発』など、加工食品に関する独自の研究開発に取り組んでいます。工場併設型の利点を活かし、実製造ラインでのテストや試作機の持込み検証等、現場直結型の研究開発を行っています。また、大学や官庁、県等の公的な研究機関とも活発に連携を取りながら進めています。
アジア最大級のハム、ソーセージ工場である日本ハムファクトリー(株)茨城工場に併設しています。
既成概念に捉われない視点でのソーセージやハムの新製法開発や、生産性に関わる製造技術開発、美味しさに関わる研究とそれらの技術を生かした新商品開発などを日々行っています。シャウエッセンなどの人気商品をさらにおいしくし、これまでに無い価値のある商品を生み出しています。
国内最大級の調理加工品工場である日本ハム食品(株)関東プラントに併設しています。豚カツやハンバーグ、から揚げ、中華惣菜、麺、パン等々、様々な調理加工品が研究開発対象です。独自の技術開発による高生産性ラインの構築や新規殺菌技術の開発等を日々行っています。またフレンチ、中華など各料理の調理技術を専門としたシェフを配置し、おいしい商品を生み出すべく味の開発を行っています。
商品の栄養分析やアレルギー検査、微生物検査、使用する原材料のモニタリング検査の他、新規分析手法の開発等を行っています。国内外で製造、販売する食品の安全を保証する上で重要な役割を担い、自社で検査分析を行うことによりスピーディな商品開発をサポートしています。