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人は誰でも年齢とともに、体力の低下や身体の衰え、病気へのリスクが気になるものですよね。
健康維持のためにはもちろん、病気にならないため、持病を改善するためにも「毎日の食事が大事」ということは共通の認識だと思いますが、実際、イマドキシニアたちは食事に対してどんな意識を持っているのでしょうか?
そこで今回は、食品の選び方をはじめ、塩分・糖分・食品添加物への考え方などシニア層の食事について調査してみました。
シニア層の食事に対する意識を見ていく前に、「65歳以上の高齢者」を4つに類型化して見てみたいと思います。
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この4つのグループのうち【介護予備群】と【非就労健常群】が割合として多くなっており、合わせると全体の60%近くにのぼります。
そこで、この2つのグループに注目し、【介護予備群】を「要介護・要支援の認定は受けていないが、身体的な衰えが顕著である」、【非就労健常群】を「おおむね健康だが、仕事はしていない」と定義し、食事への意識について調べました。
まず、介護予備群、非就労健常群の該当者に「食事の用意を主に担っているか」を確認し、担っていると回答した人に対してさらに「食品の購入場所や購入の頻度」と「食事の準備方法」を聞きました。
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食料品を購入するときの意識としては、全体的に「気に入った商品を買い続ける」「原産地や品質を重視する」などの保守的な志向であることがわかりました。 また値引き商品や、食べ切りサイズを選びたいというニーズも半数を超えています。
【介護予備群】ではさらに「減塩・糖質」を意識するほか、メーカーや食べたことがあるかどうかも気にしているようです。事前に買う商品を決めるといった計画性も伺えました。
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食生活に関しては全体的に、「カルシウムやたんぱく質を摂る」「多品目を少しずつ食べる」「脂っこいものを避ける」ということを意識している人が多いようです。
また【介護予備群】では、「商品パックの開けやすさ・消化の良さ・柔らかいお肉を食べる」ことなどへの意識が強くなる傾向がありました。
介護予備群を「要介護・要支援の認定は受けていないが、身体的な衰えが顕著である」と定義すると先述しました。高齢者は加齢にともなう身体の衰えや体調の不安が色々と出てくるものですが、一旦どんな衰えや不安が食事や商品選択に影響を与えるのでしょうか?年代別にみてみましょう。
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「筋力・体力の低下」や「高血圧」が、加齢にともなって食事や商品選択に大きな影響を与えることがわかりました。また「骨密度や骨粗しょう症」も80代になると影響が大きくなっています。
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食品や栄養摂取については、「乳製品・たんぱく質・肉」を摂るようにしていると回答した人が年代が上がるにつれて増えています。一方、「塩分や食品添加物」は加齢と関係なく避ける傾向にあるようです。
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70歳女性の夕食です。カロリーや塩分・脂肪などを意識しているようです。また手作りを心がけ、魚や卵などのたんぱく質、大根やトマト・ほうれん草といった野菜類もバランスよく並んでいました。
塩がないと人間は生きていけません。一定の塩分が、血液や体液には必要だからです。かといって摂り過ぎると生活習慣病のもとに……。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、目標とすべき食塩の摂取量は、18歳以上女性では1日6.5g未満、男性では7.5g未満とされています。
また、糖分は身体のエネルギー源として必要なものですが、こちらもやはり摂り過ぎると皮下脂肪や内臓脂肪としてたくわえられ、肥満の原因になってしまいます。WHO(世界保健機関)は1日の砂糖摂取量の目安を「1日に摂る総エネルギー量の10%未満、望ましくは5%未満にとどめること」を推奨しています。
※出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
(https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf)
※出典:World Health Organization Guideline: Sugars intake for adults and children
(https://www.who.int/publications/i/item/9789241549028)
さまざまな調査から、身体的な衰えが意識に変化を与えることや、食品選びについても保守的な思考が働くことがわかりました。
ずっと健康に快適に過ごすためには、信頼できる食品を使って、身体にやさしい食事をしたいもの。
最近では、塩分や糖分などにも配慮されたおいしい食品がたくさん登場しています。健康と食べる楽しさを両立していきませんか。
※「高齢者の困りごとに関する意識調査2020」
調査時期 2020年3月/調査対象 スクリーニング調査 n=1,986人 本調査 n=305人 日本ハム(株)自社調べ
※「高齢者の困りごとと気を付ける事に関する意識調査2020」
調査時期 2020年3月/調査対象 スクリーニング調査 n=1,950人日本ハム(株)自社調べ
※「高齢者の困りごとに関する意識調査2020(追加調査)」
調査時期 2020年3月/調査対象 スクリーニング調査 n=1,965人日本ハム(株)自社調べ